bousisensei2006-04-06

明日からブラスバンドの営業で岐阜県に「マエノリ」で行く。
戻って来るのは週明けなので、おそらく「東京の桜も見納め」と近所の公園へ。
でも、公園までの道すがらにある「生産緑地」の菜の花とのコントラストに、すっかり満足してしまった。


お恥ずかしい話しではあるけど、我がブラスバンドの表立った活動は「ライブ」よりも、野外なんかでの「イベント」が多い。
元々その為に作ったバンドっていうのもあるし、毎年呼んで下さるイベントの主催者には感謝もしている。
特に我々を呼んでくれるイベントのほとんどは、いわゆるイベンター絡みではない。
祭を主催する青年団の方が、自分達のイベントの参考に、と色々な祭を見て歩く中でたまたま見掛けた我々に「是非」と声をかけて下さる、という付き合いの始まり方がほとんどといってよい。
そういった出会いのだからこそ「とても良い関係」を続けてこれたと思う。
決して多くは無いであろう予算の中から、毎年呼んで下さるみなさんには「期待に応えたい」という気持ちも強くなる。
「うちの祭のメイン」とさえ言って下さる担当者の方までいる。
そういった祭では、毎年ステップアップした所を何等かの形で示したい。
いつか「うちの祭が育てた」と誇りに思ってもらえる様な恩返しがしたいとも思う。



ところでバンドにとって「イベントに出る」もうひとつの目的に「営業活動」というのがある。
もちろんいつも来てくれるお客さんも嬉しいけど、なにより「たまたま鬼頭ブラスを始めて見る」お客さんにたくさん出会えることが嬉しい。
例え、一割に満たなくても、今度はわざわざ出かけていってお金を払ってでも見たいと思ってもらう、というのがバンドにとってイベント出演する最も重要な事。

最初に「お恥ずかしながら」って書いたのは、そういった「営業」の機会のほうが「ライブ」より多い、という事なんだな。

どっちが上とかどっちが下って話じゃないけど、別物は別物。
出来る限り「お決まりの事」をやるのが「営業」で「新しい事」をやるのが「ライブ」、力の入れどころが違う。
「鬼頭ブラスは野外イベントの方が楽しいです」って意見も多いけど、あたりまえだ。
そういうエッセンスだけを抽出した内容にしてるんだもん。
やっぱり、ライブに来て欲しいですからね、野外は「鬼頭ブラス入門編」みたいなもんです。

このあたりのバランスの説明がメンバーにすら難しいんだけど。

野外でウケて調子に乗ったらだめよ。
「鉄板」のスベラナイ事やってんだから。


うちのメンバーに限らず、素人さんもよく「営業、営業」なんてイベント出演のこと言うけど、「営業」ってやっぱり自分達の「売り込み」のことなんだよね。
「営業」だったら仕事とって成績上げてナンボ、わかっていってんのかね。
「依頼主を喜ばせる」いわゆる「顧客のケア」みたいな事はもちろんだけど、自分達に新たな利益をもたらせなかったら「営業マン」としては失格だよな。