ラーメンのおかげでそこまで思い出すか

bousisensei2006-04-14


誰でも、子供の頃に「その時好きな物」を将来の職業にしたいと思った事があるんじゃなかろうか。

もちろん俺もたくさんある、記憶には無いのだが母親から聞いた話しでは「かっぱえびせんを作る人」「はんぺんを作る人」の2つが有力候補だったらしい。
もちろん「カルビー」や「紀文」の社長を目指してた訳は無いと思うのだが、その頃の夢を追い続けていたら…


小学生の頃は、割と真剣に漫画家になりたいと思っていた。
で、その頃読んだ「漫画の書き方入門」みたいな本で、今でも良く覚えている事がある。
「4コマ漫画の書き方」の章で、今では通用しない様なオーソドックスなスタイルの、それこそオチが「ぎゃふん」みたいな例を用いて、今でこそ誰でも知っている「起承転結」について
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4コマ目の「結(オチ)」が大切なのは当然ですが、もし君がプロの漫画家を目指すなら、人が思いもよらない「なんでそうなるの?」という3コマ目の「転」をどれだけ思いつけるかが大切です。そして漫画の一番の楽しみは「転」にあるのです。
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みたいな事が書いてあって「ホーッ」と感心した。
だってそれまで4コマ目見て笑ってただけだもん。3コマ目なんて気にした事も無かった。
「おもしろいオチは素人にも思い付くけど、それを見せる為のテクニックを何種類も持ってるのがプロ」
そこに気付くと漫画はどんどん楽しくなった。4コマじゃなくても、子供向けの連載ギャグ漫画なんて「オチ」のバリエーションは、たいしてある訳じゃ無い。
だから、毎回同じ様な結末に「いつ転ばすか?」が楽しみになった。


でも、実際は「天才バカボン」の時代から「おもしろいギャグ漫画」には「起承転結」なんてスタイルを踏まえたものなんてほとんど無いと思う。
無理に当てはめるとしたら、それこそ「転転転転」みたいなもんじゃない?
「なんでやねん!なんでやねん!なんでやねん!なんでやねん!」みたいな。

と、いうのは承知の上で30年前に俺が「漫画の書き方入門」で学んだ事を4コマ風に今日の日記にしてみよう。
タイトルは「過去の満足」だ。
 

   ここのところ、朝から晩まで無性にラーメンが食べたい。

   ところが、今日になると「そうでもない」

   「なぜだろう?」と自分の過去日記を調べてみたら

   4年前の今日「ラーメン博物館」に行っていた。