「岡本太郎」と俺

名古屋名物


大阪万博」には行ったものの、まだ2歳だった為「太陽の塔」の記憶はない。
小さかった頃、父親のスタジオが現在のナディアパークの近くにあった。ということもあって「松坂屋名古屋本店」にはよく行っていたのだが、そこの一階の奇妙なロビーにあったのが岡本太郎作の椅子だった。油と光で作られた不思議な滝のようなオブジェとともに原色の椅子のインパクトはハッキリ覚えている。
地元愛知には意外と岡本太郎の作品がある。小学生の頃何度も行った、犬山のモンキーセンターには「太陽の塔」の続編とも言える様な「若い太陽」という塔が建っているし、有名な所では名古屋市北区の「久国寺」の鐘もそうだ。
そういった事もあってか、割と岡本太郎という人を身近に感じていたというのもある。
さらに一昨年、縁あって岡本敏子さんと一緒に酒を呑むという幸運に恵まれ、直接たくさんの話を聞く事ができ、一層興味を持ち、多くの文献も手にした。