人それぞれ

黒海に浮かぶ「月」ですよ!


ここにもよく書いている事だけど「感じ方や受け取り方は人それぞれ」って話し。
もちろんこれは「受け手側」の話なんだけど、「送り手側」の中でこれに甘えてしまっている人がいる。
中途半端な事をやっておいて「後はお好きに解釈して下さい」みたいな。
それは大間違い。そういった行為からは自分が思ってもいない解釈で誤解を生み他人を不快な思いにさせてしまうだけではないか。
本人にとっては「中途半端」では無かったとしても、「そういうつもりじゃなかったんだけどな〜」って事になったら一緒の事。「考えが至らない」ってやつ。「わかってもらえるだろう」って甘え。
「送り手側」に必要なのは常に「自分が思っていることを正確に伝える術」だ。
それが「受け手側」にちゃんと届いて初めて「感じ方や受け取り方は人それぞれ」って事ではないか。
何通りにも取れる、含みのある面白い言葉遊びのようなものや、人の心を打つストレートなもの。未完のようで「受け手」の想像力を刺激する完成されたもの。
それらは全て「送り手」がそれこそ「命を削るように」生み出した物のはず。それが正確に伝わらないってのはもったいないし、それが出来るのが「プロフェッショナル」なんじゃないのか。
そこで「後はお好きに」っていうのなら、なかなかスマートでいいじゃん。
「こんだけ命削ってるんすから!」って押し付けがましいと、とたんに素人臭くなるもんね。
常に「受け手」と「送り手」両方の自分を意識して、今はどちらの立場か良く考えれば甘えはなくなるんじゃないか?
という話をピッチャーマウンドでバットを構えてる人に捧げます、今あなたは投げる番です。