プラネット・ショック!

4月はもっと寒かった


「新惑星発見?!」の話題にワクワクしたって話を、ここ「うさぎのえさ」に書いたのは2004年の3月16日でした。
「惑星」といえば、昨年ヒットした曲でも御馴染み、ホルスト作曲の「組曲 惑星」が有名ですが、初めて聴いたのは小学生の2年か3年の頃。「地球」を除いたそれぞれの惑星の名前で構成された7つの楽章に分けられた組曲で…
「7つ?」これが最初の疑問。後に兄から「この曲が作られた時は、まだ冥王星が発見されていなかった」という話を聞いて納得。
この曲が作られ初演されたのは1920年、今から100年近く前にはるか遠い海王星がすでに惑星として確認されていた、って事だけでもワクワクする話だし、それから10年でもっと遠くて月よりも小さな冥王星が発見され惑星に加わったっていうのは「宇宙に対する思い入れ」がどれだけ強いんだろうって思う。もちろん惑星発見は名誉の為ってのもあるだろうけど、なんらかの発見や可能性を見出す為に、ずっと宇宙を見ているって素晴らしい仕事じゃないか。
当然、2004年の「新惑星」の話もぐっときた。それからも最近の「新惑星候補」の話も。
で、今回の国際天文学連合の総会の行方は気になっていた。もしかしたら惑星が12個に増えるかもしれない!とワクワクだった。
ところが今朝の新聞をみてホントにガッカリ。増えるどころか…
冥王星 降格」
理由はわからないでもないから「しかたない」んだけど、ホルストの時代に逆戻りか。
なんだろう、この寂しい感じ。
これで、今後「惑星が増える」という道は完全に閉ざされてしまった様なものでは無いか。
一昨年のプロ野球の騒動にも似たものを感じる、このむなしさ。
ならば、どこかのIT企業が冥王星を買い取って、もう一度「惑星」に登録するってのはどうだ?
今なら安いぞ、冥王星


何をメチャメチャな事を言ってるんだ俺は。
ところで「組曲 惑星」に2000年マシューズが付け足した「冥王星」はどうなるのだろう?
今後、演奏される事はおそらく無いだろうから「冥王星付き」のレコードはレアになるかもしれない。
もしくは、イギリスでは定着しつつあった組曲の方の「冥王星」には否定的だったアメリカが惑星の方の「冥王星」降格に最後まで反対していたらしいから(発見した国なので)今後もアメリカでは「組曲 惑星」は「冥王星付き」を意地になってやったりして。