ニッポンジンナラアタリマエ〜

デカイっつうの


さて、昨日貸し出した楽器が戻ってくる日なのだ。グレッグは今日オフで俺がオン。明日には修理もあがってくるみたいだしな。
昨日は新大久保に日本人コーディネーターと同伴だった2mだが、昨日の時点で今日は一人で返しに来るという事になっていた。日本語が全然ダメで、初めて来る吉祥寺。少々不安ではあったのだが…
でも、考えてみれば、俺だって海外で現地の人のナビもなく電車などにのってフラフラしたものだ。路線図から知っている地名を必死に探して、って知らない場所の方が慎重になるもんだ。「だいたい、こっちでいいか」って当てずっぽうはしないもんな。
改札前で待つ事しばし、人混みの中から「頭ひとつ」いや、もう「上半身丸見え」ぐらい目立つベルギー人が軽々と見慣れたケースを担いでる姿が見えた。こちらの居場所がわかるようにちょっと大袈裟なぐらい手を振ったら、奴の顔も一気にほころんだ。
「今夜のショーはどこでやるんだ?」と聞くので丁寧な地図を書いてやり、ついでに俺のバンドの音源もプレゼントした。
奴はデカイ身体を小さくしながら「ドウモアリガトウゴザイマシタ」と言ってくれたので、こちらも「シーユー・スーンね」と握手をして別れた。
う〜ん、まぁそういうもんか。
その足で「スターパインカフェ」に行って渋さ知らズ
超満員の大入りで、後半にステージでタバコを吸おうとしたらライターの点きが悪い。「酸欠なんだ」という事に気付いた途端に息苦しくなってきた。加えていつもの大音量で、終演後はいつになく疲れてしまった。
客席にはちゃっかりやってきた2mの姿が。
よし、今度ベルギーに行く事があったら、散々世話になってやろう。っつっても外国の人には「貸し借り」って感覚もないのかなぁ。