届菜日

bousisensei2007-12-30


今年になって新しく仲良くなった茨城に住む青年が一人おりまして。
鬼頭ブラスが大好きでDVDを何度も繰り返し見てくれたり、渋さのライブにもしょっちゅう来てくれる、まぁ「お客さん」なんですけどね。
ライブが終わるといつも「鬼頭さん!鬼頭さん!」と必ず連呼しながらやってくる元気の良い青年です。
あ、なんかこういう「書き出し」だと「その彼が・・・」って訃報に展開して行くみたいだな。
「その手の話」が苦手な方もご心配無く、彼は「殺しても死なないぐらい」ホントに「トゥーマッチなぐらい元気」なヤツですから。
で、「鬼頭さん!鬼頭さん!鬼頭さん!」とやって来ると、当然ちょっとしゃべるんだけど、会話っていうより、もう「一方的に」に自分が「どれだけ鬼頭ブラスが好きか」って話を熱く語るワケですよ。
で、6月の鬼頭ブラス東京公演の後もずーっと「今度はいつやるんですか?」って聞いてくるのな。
いや、ありがたいハナシなんですけどね。
もう「わかった!わかった!」ってなるワケで。
まぁそんな感じなんで、彼の「人となり」みたいな事は一切知らなかったんですね、つい先日まで。
で、この前のクリスマスイブの時もわざわざ甲府まで来てくれて。
また「鬼頭さん!鬼頭さん!鬼頭さん!鬼頭さん!」って寄って来たから、「むむっ!」と身構えてたら、めずらしく「実は僕、野菜を作ってるんです」って自分の事を話し出したのだ。
もちろん自分からね、俺が聞いた訳じゃないよ。
で、送りますからって。
まぁ、その時は「話半分」で聞いてたワケですよ。なんか彼の「野菜作ってる」って言い方も「軽め」だから「家庭菜園」みたいなものか?ぐらいに思ってたら・・・
今朝、届きまして・・・
箱開けてビックリ!
どれも立派で、見るからに美味しそうな白菜・大根・ほうれん草・小松菜・ブロッコリー・カリフラワー・にんじん二種!それから彼のところで作ったであろう「お餅」も入ってて、これもまた美味しそうなんだな〜
で、最近スーパーなんかで見かけるけど、ちょっと「高め」なんで敬遠してる「生産者の名前入り」の無農薬野菜のラベルがどの野菜にも貼ってあるんだけど、その全てに彼の名前がちゃんと印刷されているのだ!
すごい!すごい!
ちょっと感動した。
これは、じっくり味わっていただかなきゃなー!
で、今度彼にあったら「どれだけ君の作った野菜が美味しかったか」って話を延々と熱く語ってやろうじゃないか。
自分の名前が入ったものを作るってのは、そういう事なんだよな。もちろんクレームも覚悟しなきゃいけないだろうけど、感動して「熱く語りたい人」ってのもたくさんいるハズだ。
そういう人をけっして邪険にしてはいけないというハナシですね。
ということを、あやうく邪険にしそうな人から教わるとはー!