仮定と過程の家庭

bousisensei2008-05-24


最初に言っておきますけど、今日書く話はまだ決定した事ではありません。
じゃあ、書くなよってハナシとも言えるのですが・・・(というか書いて大丈夫なのか?)
この秋に鬼頭ブラスで結構大きなホールでコンサートをやるのです、といっても「かも」ですけどね。
というのも「とある筋」からオファーがありまして。
とりあえず「日程的に大丈夫ですか?」みたいな事を、いくつかのバンドに打診して、出演可能なバンドをコンペにかけるってやつですね。
まぁ、よくある話しです。
で、俺はもう「やった!」となっているのです。
「ヌカ喜び」もハナハダシイ!
もちろん、そうやって声をかけていただけるって事自体ウレシイ事なんですけど「やった!」は早いだろう、と。
で、制作の人にメンバーのスケジュールを確認してもらって「大丈夫そうですよ」って話になると、ここでもまた「やった!」ってなるのです。
だから、早いって。
でも、大所帯の鬼頭ブラス。スケジュールのすりあわせだけでも大変で、みんなが「都合が良い日」なんて年に数回か。
だから、こうやって先方から日時を指定された場合など、せっかくのオファーもこちらから断らなければいけない事がほとんどなのです。
はっきり言って、今5月で10月の土曜日のオファーって、ちょっと「遅目」だもんね。みんなよく空いてたと思う。俺も前後は全部埋まってて「たまたま」空いてただけだもん(普段、鬼頭ブラスでは「ある程度」みんなの「お仕事」のスケジュール押さえが落ち着いたギリギリで「空いてませんか?」とやるしかないので、もっと確率は低くなります)
だから「できるかもしれない」ってだけで「やった!」となるわけですよ。
ヌカ喜びはわかってるんですけどね。
で、先方に「オッケー!」の連絡をして「決定まで2週間ほどお待ちください」と言われた2週間を「決まると良いね〜」とワクワクしながら待つのです。
ただ、どうにも「ヌカ喜び体質」なんで、ただ「待つ」というより「決まったら」を考えてしまうのですね。
「ああしよう」「こうしよう」みたいな。
最初はイベントの営業か?ぐらいに思っていたんだけど、先方に詳細を訪ねた所、今回は1200人キャパぐらいのホールでの1時間半から2時間のコンサートの依頼という事で・・・
すごい、ちゃんとしたワンマンコンサートじゃん。
大丈夫か?
ここで、呑気な「ヌカ喜び体質」が一転して「取り越し苦労の人」になるのです。
どっちにせよ「決まってからで良いじゃん」「早いって」の人には変わり無いのですが。
今までもDVDの収録した時とかホールでやってるけど、せいぜいキャパ200とか300ぐらいが最高だったのです。
その何倍よ?
まぁ、今回は「集客」に関して、あまりバンドで必死になる必要はないので。となると心配は演奏の方。
もちろん「クラシック畑」でやってるメンバーは大きなホールは「なれっこ」だと思うし、俺もフェスなんかでは「何万人クラス」って事も経験してるので平気なのですが・・・
だから「なおさら」というのもあるのですね。
でかいハコ、大勢のお客さんに向けた演奏は違うぞっていうのがわかっているのです。
で、今まで鬼頭ブラスでは、そういう事を考えて無かった部分も多くて。
というか、ある程度のハコにそこそこのお客さんを詰め込んで、音のカタマリを勢い良くお客さんにぶつける、という方法をとって来たのですね。
で、それが「鬼頭ブラスの音楽」でもあったのです。
スッキリ美しいハーモニーではなくて、足並みの揃わない雑多(ポジティブに言えば個性的)な音がグジャッ!と来るってのは「聴く」というより「感じる」に近いと思うのですが、その「なんだかわからない」けど「グッと来る」ところに耳障りの良いキャッチーでポップなメロディーを乗せるという。
300人ぐらいでも全員着席のホールではちょっと悪戦苦闘したけど、今度は1000人だもんなぁ。
日頃、バンドのステップアップは目論んでいて、どんどん大きなステージに上がって行きたいと思ってはいたものの、1000人のお客さん対応のスタイルが実はイメージできていなかった・・・という。
いやいや、早めに気付いて良かった。
ブラボー!「取り越し苦労」
1000人でも10000人でもドンと来い!
と、「ヌカ喜び」「取り越し苦労」の人を経て、準備万端なところに「今回は残念ながら・・・」という連絡が入って
「ガッカリの人」になるパターンも実に多いのです。
「盛り上げるだけ盛り上げておいて!」って全て俺が悪い、なかった事にできないぐらい「その事」ばかり考えてた分ダメージもでかい。
でも俺が悪い。
「一喜一憂」というが「喜」の方は完璧にセルフなんだもん。
果たして、今回はどうでしょうか?
みなさまにも「良いお知らせ」ができるといいんだけど。