ベン・リー・キング

bousisensei2008-08-03


日頃「こだわりの人」みたいな事をココで書いてはいるものの、ちゃんとお釜でご飯炊いたりするかっていうと、平気に炊飯器を使ったりするのです。
圧倒的に楽だし、ウチはガスのコンロが2クチしかないから、ひとつをご飯で使ってしまうと、手際も悪くなるし。
水加減とか蒸らしをキチンとすれば、そんなに悪いもんでも無いですよ。
なにより、便利じゃん。
ただ、自分の中で「便利」と「手抜き」の区別だけはしているつもり。
で、話は変わって、俺の持ってる「便利グッズ」に前から書いてる「ウインドウズ携帯」というのがあるんですが、しばらく使って無かったのです。
というのも、パソコンブラウザが閲覧できるパケットの使い放題プランが結構高いし、その対価ほど「便利か?」という気がしてきたので。
出先でチマチマやるより、ウチ帰ってササッ!の方が・・・と思えてきたのですね。
ところが、i-Phoneの発売とともに、この使い放題パケット料金が半額ぐらいになったのです。
今までの仕打ちを考えると、ウインドウズモバイル派としては、ちょっと頭に来るところもあるんだけど。
まぁ、その辺は安くなるってなら「マックさまさま」で良いんですけどね。
で、その金額なら便利との対価も十分という事で、今月から復活させたのです。
そしたら、昨日いきなり何かがバグって・・・
設定がおかしくなってしまいましてね、なんともならん。
あらゆる方法を試したんだけど、結局泣く泣く初期化するしかない!という事になりまして。
500件ぐらいの連絡先やスケジュール、インストールしてあったプログラムなんかが全部消えてしまいました!
ちょっとした大事件でしょ?
以前なら、一晩中落ち着かない気分になって、朝一で携帯屋に駆け込んで「なんとかして!」と泣きついてたと思うんですが・・・
世の中便利になったもので、ウチのパソコンもウインドウズだからバックアップしてあったメモリをシンクさせて、あっという間に復旧。
スケジューラーやマップのソフトもダウンロードし直して復旧。
これが、夜中にウチで出来てしまうのですよ。
おかげで、気持ちが動揺したまま朝を迎える事もなく、無駄に携帯屋に足を運ぶ必要もなく。
いや〜便利ってスバラシイ!
で、今日は出掛けなければいけない用事もないので、朝からチューバマンショー音源の仕事を。
先日、仮ミックスをして各々が音源を持ち帰り、最終ミックスのアイデアを練るという事にしてるんだけど、スケジュールの都合で、顔を合わせての作業がもうできないのですね。
だから「ここをこうして」とかってやりとりを、メールでエンジニアの人とするしかないのです。
これが結構「どうしたもんか?」
普段、スタジオで一緒に作業する時は、実にアバウトな関西人のような「擬音」での会話が非常に多いのです。
「そこ、もうちょっとバーっと」とか「ここはガガッと」とか。
それをエンジニアが「こんな感じですかね?」とエフェクターやミキサーのつまみをイジルという。
で「いや、それだとゴーっじゃん!、もっとバーって感じで」とまるでアホのようなやりとりをしているのです。
ようするに「擬音」に対するイメージの受取方は人それぞれですからね。
で、その場で音を聴きながらであれば、これも「アリ」なんだけど、これをメールで出来るか?というと・・・
そりゃ、無理だ。
となると、もっと具体的に「ここをこう」って言わなきゃいけないワケで。
「太く」「柔らかく」っていうだけでも「擬音」に比べればずいぶんマシだけど、この「太い」に対するイメージの受取方も人それぞれ。
だから、自分が「太くなる」とイメージするエフェクターやらイコライザーの帯域を「これぐらい上げて」「下げて」と指定するのが、結局一番近道なのかもしれません。
ところがですよ。
そういったエンジニアレベルの知識ってのはホトンド無いのです。
俺もそうだし、普通のミュージシャンはそんなもんです。「餅は餅屋」という俺の好きな言葉通り。
しかし、そうも言ってられないので「どうしたものか?」
そういった事を覚えるのって、実際やってみるのが一番なんだけど、たくさんの機材を買い揃える事なんて無理!
ところが、ホントに便利になったもので。
そこそこ使える「マスタリングソフト」みたいなやつが、パソコンでダウンロードできるのです。
それもタダ!
というわけで、さっそくソフトを落として、先日の音源を対応するウエヴ形式にエンコードして、マスタリングの疑似体験。
うお〜!おもしろい!
ツマミをちょいちょいイジルと「バーッと」なる!
これを上げると丸くて太い音になるんだ〜とかわかる!
ついつい調子に乗って、曲間調整までした「俺ミックスバージョン」の音源が出来上がってしまった。
結局、便利って「余計な事までやっちゃう」んだよな。
まったくもって、ヨシアシです。