書きたいことが多すぎる日

bousisensei2008-09-06


午前中に起きて京王線芦花公園」にある「世田谷文学館」に行ってきました。
家から自転車で15分ぐらいなんですけどね。
没後5年になる作家・宮脇俊三さんの「鉄道紀行展」が開催されていたのです。
7月の中頃からやっていたんだけど、ずっと行けなくて。
それで今月の15日に終わってしまうという事で「これはイカン」と慌てて行って来ました。

宮脇さんの本は子どもの頃に母が買い与えてくれていたので、親しみがあったのですが改めて「展示」と言う形でその数々が生まれた背景などを見ると言うのは実に興味深いものがありますね。
国内に留まらず、海外でも多くの列車に乗ってきた宮脇さんですが、その中に俺も乗った事がある路線や俺は時間の都合で閉館していて見られなかった(人生最大の後悔)スイスのルッツェルン交通博物館の事が紹介されていて、親近感というか「同じ趣味の人」としての目線に気づいたり。
あ、これは書き出すとキリがないなぁ。
で、夕方から渋谷「O-EAST」に出かけて「東京JAZZ」のアフターイベントに渋さ知らズで。
こういったイベントで自分の出番以外に他のライブを見る機会があるのですが、ほとんど「チラっと」見る程度。
「ほ〜」とか「ふ〜ん」って。
しかし、今日は珍しく「とあるバンド」を1曲目から最後までずーっと見てしまった。
で、それは何?というと「Multikulti」 というドラムの芳垣安洋さんをリーダーにギターが大友良英さんと斉藤"社長"良一。でベースが船戸博史さん。
まぁ言ってしまえば芳垣さんの別バンド「エマージェンシー」のベースが水谷浩章さんから船戸さんに代わっただけ、という見方も出来るけど、芳垣-船戸ラインといえば大原裕さんの「サイツ」のリズムセクションでもあるわけですね。
これは、ちょっと「お!」ってなるでしょう?

案の定というか、1曲目はいきなり船戸さんのソロから入ってアフリカっぽいリズムを構築していく曲で、これは「エマージェンシー」のレパートリーからは考えられないタイプの曲。
これで、最初から引き込まれました。
惜しむらくは、もう少し芳垣-船戸ラインに大友-斉藤のギターが乗っかる感じでも良いかなと思ったんだけど、実際「今活動しているメンバー」のせいか、芳垣-大友-斉藤の3人対船戸という構図になりがちだったような、やっぱり「ゲスト・船戸博史」みたいな感じになっている部分が多かったような。
そうなってくると、作りこまれた「エマージェンシー」よりも「やっつけ」というか「エマージェンシー」のフリーキーな部分だけをずーっとやってるみたいにも感じたのですね。
もちろん、おもしろいんだけど、なんかもったいない。
以前は「ライブレポート」みたいな原稿も良く書いていたので、ひさしぶりにガッツリ見た「Multikulti」の事はたくさん書いてみようかと思ったけど。
これも書き出すとキリがないなぁ