この道はどこに続いてる?

bousisensei2009-04-02

2001年4月に商店街の路上で産声をあげて、練り歩きをはじめた、我が鬼頭哲ブラスバンド
はじめはホント「一回コッキリ」のお祭イベント賑やかしのつもりだったけど、その時の演奏を見て「ウチでもやってくれ!」という他のお祭やイベント主催者からのオファーなんかがポンポンと来て・・・
あれよあれよとまもなく丸8年、さらに9年目に突入という、結構な長寿バンドになってしまった。
もちろん「なんとなく」って惰性でやってたわけではなく。
商店街から続く道が、なだらかでも確実に「上ってる」って気がして。
俺自信が他のバンドに参加したことで見てきた「ながめ」ってのを、俺がこのバンドを続ける事で、メンバーにも今まで見たことのない「ながめ」をみせられるんじゃないか?という気がして。(この「ながめ」ってのは具体的な「どこどこの景色」ってのもモチロンあるけど「味わったことの無い気分」とか、そういうことです)
特に2006年に制作スタッフが入れ替わってからは、なだらかな上り坂が急激に傾斜も増して。
その坂道の途中には、大きなホールでコンサートをしたり、DVDを発表したり、東京進出をしたりっていう、小声で「やった!」って言えるような、小さく「おめでとう」って言ってもらえるようなポイントも数々。
今までとは比べ物にならないぐらい大勢のお客さんの前で演奏をしたり、旅先でたまたま立ち寄ったCDショップに自分達の商品がならんでいたり、ってことで「上り坂」を実感したメンバーもいると思う。
実際、山登りなんかをしてる時も、前だけ向いていると気づかないけど、いざ振りかえって見ると「結構登ったなぁ」って事あるよね。
そんで、歩いてきた道は一本に続いていることにも気づくのです。
で、最近ますます坂道はキツクなって来てるんだけど、また途中にこんなポイントが。
Rock on the Rock '09
これは、また確実に新しい「ながめ」が見えそうだね〜
でも「まだまだ」とか「こんなもんじゃない」ってのはちゃんとあって。
そういうのがあるうちは、バンドを続けていくモチベーションもなくならないと思う。「解散」とかもまだまだ。
たぶん、この先はもっともっと坂が厳しくなって、しっかり踏ん張ってないと転げ落ちてしまう人がいるかもしれないし「もうここで十分」と諦めてしまう人もいるかもしれない。
でも、いまだに見えない頂上に向かって「どこまで登るんだろう?」ってワクワクはタマンナイね。
というか、自分が登り始めた道が「どこまで登り続けれるんだろう」って楽しみだよ。山の高さはあくまで自分で決めることで「これぐらいでいいや」ってのさえなければ、頂上なんていくらでも高くできる。
メンバーやスタッフはもちろん、お客さんも一緒にスッゲー高いところからの「ながめ」が見れるとステキだよね〜
よく「方向性」みたいなことをメンバーで話し合うバンドもあるけど、ウチはそういうことはしない。
そのかわり、リーダーである俺が責任を持って頂上までの道案内はしようと思う。
ただし!
頂上に着いたら現地解散!