昔からわからない味

bousisensei2009-06-15

昨日の事です(バカラッパに呆れた後)
ちょっと用事があって駅前に出掛けて用を済ませたら、突然の土砂降り!
で、しかたないからと、駅に併設された食品街で雨宿りをしたんですね。
結構、長い間強く降ってたんで2階の本屋で時間潰したりしていたのです(傘を買うという選択はない)
で、しばらくすると閉店前のサービスタイムで、お弁当やらお総菜を値引きしていたのです。
まさしく「怪我の功名」雨宿りをしなければ出会えなかったラッキー。
「こりゃいいじゃん!」とばかりにウロウロしていたら、普段では高くて手の出ない(大袈裟)お弁当屋さんが全品半額!
で、その中でもいかにも高級感のある「銀鮭西京焼弁当」というのを購入して「これで呑もう!」とワクワクしながら小降りになった雨の中を帰ったのですが・・・
う〜ん、失敗。
銀鮭西京焼って、酒のアテにも飯のオカズにも実に中途半端。
めったに食わないものに手を出してハマるって典型的な失敗をやってしまった。
しかし、そうでもしないと俺は一生食わないかもしれない銀鮭西京焼。半額に踊らされてもしかたないじゃないか!
まぁ、魚の西京漬けってこんな感じなんでしょうけど、少なくとも鮭に関してはあまり「向いてる調理方」じゃ無いのでは?
「この魚は西京漬けが一番あう!」って魚もいるんでしょうか?
わかんないんですよね〜このジャンル。
というのも、育った名古屋の文化がそうなのか鬼頭家だけがそうだったのかわかんないんだけど、西京漬けに限らす、粕漬けとか。後なにがあるのか知らないぐらい疎いんですけど、子供の頃から食べた記憶がないのです。
唯一と言えるのは富山から送ってもらっていた「いわしの糠漬け」で、これは子供の頃から大好きだった。
「ノンオイル・アンチョビ」といった味わいで塩気が強くご飯にも、酒にもバッチリ。
そういえば、昔厨房で働いてた時、取り寄せて食材としても使ったなぁ〜ピザにのっけたり、トマトソースに入れても美味しい。
と、話がそれましたけど、西京漬けです。
本やテレビなんかで紹介される時「西京味噌の香りとあいまって・・・」とか言ってますけど、疎い味覚としては「どれが?」ぐらいで。
「この、外に塗ってある甘いクリームみたいなヤツの匂いのこと?」ぐらいで。
塩振って焼くかせいぜい照り焼きが一番だと思うんですが。
結局なにかに「漬けてる」ってことは元々「保存食」だったわけですよね?
別に「保存食だからランクが低い」なんて思ってませんよ、肉だって野菜だっていわゆる「漬物」と呼ばれるもの全般はほぼ好きだし。
しかし・・・西京漬けに限っては・・・
もちろん、キチンとしたお店でちゃんと調理された「最高の逸品」ってやつを食ったことがないんで、それを食ったら考えも変わるかもしれませんけど。
う〜ん、う〜ん・・・それでも「魚は西京漬けに限るねぇ!」とはならないだろうし、そういう人もいないんじゃないだろうか?
繊細な大人の味なんだろうけどさ。
どこの魚屋さんを見ても必ずといっていいほど「塩鮭」(これも保存食ですけど)はたくさん売られていて、やっぱりそれが一番人気があるってことだろう。
だとしたら西京漬けをメインにしたお弁当ってどうなんだ?と考えていて・・・
あ!
「売れ残ってたんじゃん!」
そーか、そーだよな。
みんなも「西京漬けでメシ食えるか!」なんだよね、だから半額なんだよね。
なんて事を考えて少しションボリしながら呑む酒は思いのほか勢いがよくて・・・
結構アテに向いてるとも言えるなぁ。