high tension!

bousisensei2009-08-29

昨日は実家での「のんびり」の後、20時に名古屋駅でKABB!の松ちゃんと合流して照喜名亭へ。
やっぱね、充電をかねた「のんびり」も大切ですけど、ライブ前夜はみんなと盛り上がって気分を高めて行くのも大切な準備なのです。
そんなメンバーが続々集結しての「宴会」は「よーし!」ってなるんだよなー
で、今回はライブ初参加となるフルートの坂本 実奈美も宴会に来まして。
最初チューバの高橋豚男から「一緒に行きます」というメールをもらった時は「大丈夫か?」と一瞬心配になったけど(若い女の子が参加するには少々強烈な呑み会でもあるので)
なんのことはない。
いきなり馴染んでました。
さすが「フルート吹き」といいますか・・・
「穴が開いてりゃなんでも吹く」
ワインのビンなんて当然で、ヤカン以外にも、筒状のプラスティックの棒とか片っ端に・・・
こうやって、ほぼ半分の年齢のメンバーと一緒にバカやって大笑いするってのは、小難しい音楽の話をどんだけ語り合うより「バンドの音楽」には重要だと思ってます。
ま、そんなこんなで「明日は楽しいライブになりそうだな」って確信を真夜中に味わいながら一応寝て。
ライブ自体早めの夕方からって事もあって、搬入やらなんやらの段取りのために10時(!)には会場のウルバナラティーナへ。

会場の設営やらセッティングをして、12時にメンバー全員集合となりサウンドチェック。
あまり広い会場ではなく、天井も低いから、もっと「ワ〜ン!」ってなるかと思ったら、意外にデッドで各楽器の音もクリア。
むしろ「迫力足りなくないか?」と思うぐらい(本番に備えてみんなセーブしてただけなんだけど)
気分も盛り上がってるし、音も落ち着いたんで「今日は楽しいライブになりそうだな」ってさらにワクワクしてきたわけです。

で、本番前のこれまた重要な「ちょっと一杯」
以前ここでも紹介しました(2007-05-22 - うさぎのえさ)「名古屋・栄といえば」のらーめん亭へ。
大勢で行くと品数いっぱい注文できて、ちょっとずついろんな物が食べれるのは楽しい!

さらに、今日は「カップクノヨイ」メンバーが近くに座っていたんで、なんの心配もなく「ひとくち食べたいだけなんだけど」ってメニューもジャンジャン注文して大満足!(豚男君がサラエテくれるからね。)
ビール大瓶2本という、俺にしては「ちょっと軽め」で切り上げて、開場前の会場へ。
というのも、今日は普段のコンサートと違って、本番まで楽屋で待機して開演と共にジャーン!と登場じゃなくて、最初からフロアでお客さんと一緒に遊ぼう!という演出だったのです。

フェスなんかに行くと、本番前のミュージシャンが客席で呑んでいて、お客さんが話しかけたりとか堅苦しくなくてユルク盛り上がって行く感じ。そこからイヤラシクない「一体感」みたいなものが作れたらいいな〜と思って。
今回、企画立案から制作を担当した山田奈緒の目指した「スタンディングのお客さんに踊ってもらう」ってのを彼女のがんばりが報われるように俺もいろいろ考えてみたのです。
ま、そんなわけで「DJ鬼頭セレクト」のBGMなんか作ったり。
で、続々と入ってくるお客さんとはじめはカウンター辺りで談笑なんかしてたんですけど・・・
「このままでは大して盛り上がらないまま本番になっちゃうな」と思いまして。
有志でパーカッションやら小物を持って「客アオリ」を、本番さながらの勢いで。
  

我ながらグッジョブ!これなかなか良かったと思います。
おかげで、ライブは1曲目からガツンと盛り上がったし。
今回も客席は幅広い年齢層で、中にはおそらく普段「吹奏楽」をやってる高校生なんてのもたくさんいたでしょう。
ただ、そういった子達って「自分がやってる音楽」と「楽しむために聴く音楽」を別物だと思ってる事が多いんじゃないだろうか?
普段は「吹奏楽」っていうインストの音楽をやってるけど、盛り上がりたい時は「歌物」とかカラオケなんかに入ってる曲を聴いたりとか。
そういうのが、無くなるとおもしろいな〜「管楽器音楽の可能性」というか。
今は、審査員なんかが決める「良し悪し」が楽器をやるモチベーションになってるのかもしれないけど、楽器を一生続けて行く「動機」は自分が心から「楽しい」と思える音楽を演奏するかどうか、だと思うんですよね。
俺は、今日ホントに楽しかった。
みんなが喜んでるのがウレシかった。
それでいいんじゃない?
ヘトヘトだけど。

ライブ終盤で「40過ぎてこれはシンドイ」ってMCしたら「え〜っ?」って声が聞こえておもしろかった。若作りしてますからね。
でも、これまた半分ぐらいの年齢のお客さんと一緒に楽しいことができるってスバラシイと思います。
この日記を書いているのは、ライブも終わって東京に戻った9月1日早朝なんだけど、ミクシイやブログを検索したら結構感想を書いてくれてる記事を目にします。
その中で目立った意見が「鬼頭哲はあんなにハイテンションな人だったのか?」みたいな「意外です」的な文章。
う〜ん、どうなんだろう?ただ、まぁね。全力で向かっていかないと、みんなも楽しくないでしょう?
「これぐらいでいいや」って俺がやったら、みんなも「これぐらい」でしか返してくれないと思う。
だから、ホントは「キャラじゃない」のかもしれないけど・・・
あ、それから会場でずーっとワインのビンを抱えてましたけど。
それこそ、開演前から本番中はラッパ呑みとかしてました。
実はアレ中身を詰め替えた「ぶどうジュース」だったのです。
今日は酔っ払うと「お客さん踊らせらんないなぁ」とか「かといって俺が率先して呑まないとシラケルよなぁ」とか思って「呑んでるフリ」をしてみたのです。
バレてなければ大成功!