野球音楽

ウチのイチロー

さて、昨日のハナシの補足です。
「もう、そんなんいいよ!」とか言うな。
何故「ホームランの野球がキライか?」というと・・・
理由は明白で「ホームランのサインがないから」という事になる。
監督がバッターボックスに向かう選手に「一発頼むぞ!」なんて声をかけることはあるのかもしれないけど、ベンチから「ホームランを打て」なんてサインを出すなんてないわけで。
それは「世界のホームラン王」だった現役時代の王貞治選手のように「非常に高い確率でホームランを打つ」人に対しても同じ事。
ファンが「今日も打つかも!」と常にワクワクして期待する選手ってスゴイしカッコいいと思うけど、監督が「ここでワンちゃんが一本打って・・・」なんて作戦を考えてるわけないし、敗戦インタビューなんかで「あそこでワンちゃんに一発が出てれば・・・」なんて言ったらホントのバカだ。
日々「ホームランを打つための努力」をしてる選手には申し訳ないけど、ある意味「運」みたいなもんじゃないですか。
言い方は非常に悪いですけど「宝くじをアテにして人生計画をたてる」ってダメでしょう。
だから「作戦になりえない」ホームランで勝敗が決まるような野球はオモシロクないのです。
ところが、わかりやすいところで「イチロー選手のヒット」だとどうでしょう?
とても出塁率が高い彼を1番バッターに置くというのは「作戦になりうる」のです。そこから組み立てられる可能性というのは十分な作戦です。
さてさて、我がKABB!の場合はどうか?
優秀な「選手」がたくさんいます。照喜名君や稲垣さんみたいにコンクールで優勝しちゃうような人もいっぱいいます。
だからといって、それが「ホームランか?」というと違うと思うのです。
本人達もホームランを狙ってないと思うし、たぶんコンクールで優勝できない人が「ホームランをアテにしてるタイプ」なんだと思います。
ただし、ウチの連中は必ず出塁はします。
で、自ら2盗・3盗を決めて、最後にはホームスチールして「自分で」得点を上げてくれるのです。
別に「ワンマンプレー」とかって意味じゃなくて。
これは、頼もしいし、実にオモシロイ。
最初に書いた王選手のように「今日もホームラン」って期待をされる選手になるのも、それだけの実績があっての事でスゴイんですけどね。
俺的には「ホームラン」って具体的なことよりも「今日も何かやってくれるんじゃないか?」って事に期待できる方が楽しいのです。