音楽の授業

私の代表曲、聴く?

今でもあるんだろうけど。
小中学校の義務教育期間に9年間あった「音楽」の授業。
あれ、なんだったんだろう?
国算社理といった基本教育の中に「音楽」って・・・あまりにも異質。
それを言ったら「図工」や「体育」も同じなのかもしれないけど、今「音楽に関わってる」という意味では、ことさら「音楽の授業」の違和感を感じる。
で、ちょっと考えてみたんだけど。
まぁ、週に一回40分とか50分の授業を受けてたわけなんですけど。
驚くほどに「どんな内容だったか」ってのを思い出せない。「あんな歌をうたった」とか「こんな曲を聴いた」ってのは多少覚えているものの「どういう風に授業を進めていたか」とか全然思い出せない。
ひとつの曲を何度も繰り返して歌ったりしたんだっけ?どういうキッカケで「はい、次の曲にいきましょう」ってなったんだっけ?
それほどまでに「印象に残らない」ことだったんですね。
まぁ、俺みたいになまじっか音楽に関わってない人。「人生の中で音楽に関わったのがあの時期だけ」って人には思い出深いこともたくさんあるのかもしれないけど。
幸い、俺は中学校の時の音楽の先生がすごくいい人で。今から30年ぐらい前で当時もう結構いい年だったけど。東京芸大なんか出てる私立の進学校で教鞭をとるにはもったいないような先生だったのです。
とにかく話がおもしろかった、影響受けた。いい意味で「テキトー」
「そんなことは音楽に重要ではない」ってことをたくさん教えてもらった気がする。ただ「音楽はおもしろいよ」ということだけを言ってたんじゃないかな〜
実際、俺は中学校の頃の「将来の夢」が「音楽の先生」だったんだけど、あきらかにこの先生に出会ったからだもん。
それでも申し訳ないけど「どんな授業だったか?」ってのはよく思い出せない。
考えてみたら先生とは授業よりも「吹奏楽部の顧問」としてお話しを聞く機会が多かったのか。

先生の事をいろいろ調べたんだけど、なかなか見つからなくて・・・
でも、なんか「こんな人だったなぁ」って感じる文章がありました〜
http://www.gate.nanzan.ac.jp/TOKIWAKAI/data/gem10.html←「略歴」の年号はどう考えてもおかしいような・・・
俺にとっての「僕の好きな先生」

結局なんでしょう?「受験科目」にならない授業は「息抜き」でしかなかったのか。先生だってそんなに「力を入れてる」とは思えない。
唯一例外があるとすれば「音楽学校」に行こうとする人にとっては「受験科目」と言えないこともないけど「音楽の授業」で習う事なんか全然関係ないよな。
その辺がたとえば「図工」なんかの場合。役立つか役立たないのかわかんないけど、一応「デッサン」みたいな「基本中の基本」みたいな事を授業でやるけど「音楽」の場合、それすらない。
義務教育9年間に「音楽」って科目があるのに、世の中にこんな大勢「譜面が読めない」って人がいるのって、ある意味「異常」
なんなんだ?「音楽の授業」って。
無理矢理リコーダーなんかの訓練をさせて。そのテストをやって。
国算社理と並列な扱い。
できるひとには良いけど、できない人は「苦手だなぁ」って・・・いろんなことを「まんべんなく」キライにさせるだけじゃないのかなぁ。
ちょくちょく「学校演奏」みたいな仕事があって、子供達の前で演奏する機会があるんだけど。
「いつも、印象にも残らない音楽の事をキライになるような授業を受けてるのかなぁ」と思うと悲しくなってくる。
まぁ、そこで「じゃあ、どうするか?」なんですけどね。
「9年間で音楽の思い出と言えば・・・」になるように。
あ〜!唯一「音楽の授業」で強烈に印象に残ってるといえば「テスト」
それも、歌とか笛じゃなくて「筆記テスト」
あれこそ、ホント「なんだったんだ?」ですよね。
ベートーベンやバッハの肖像画が描いてあって「この人物は誰でしょう?」
歴史クイズか!
らっぱの絵が描いてあって「この楽器はなんでしょう?」
サービス問題にもほどがあるだろう!そんなもんを「成績考査」にするな。
っていうか、どこが「音楽のテスト」なんだー!
な〜んてことを書いてたら、ネットで「すごいもの」を見つけてしまった!
「あいかわらずだな〜」っていうか・・・もう、めちゃくちゃだ!
大爆笑してしまった!!!!!

超難問クイズか!
さらに、こっちはもっとスゴイ!
            
ぶははははははは!!!!!
続きましてはベートーベン作曲「女のパラダイス」です。
腹イテー!!!!!
でも「まちがえて答えなさい」だから、これで正解だもんな〜
こんな問題出す方がふざけてる!まるで「大喜利」だよ。

いや〜クスミさんのブログにリンクが貼ってあったので見に行ってしまった。「悪ふざけ」はおもしろくないけど「間違い」は笑えるな〜(→【進研ゼミ】笑いを征する者が受験を征す。試験問題の傾向と対策と模範解答集【Z会】 - NAVER まとめ
今日はすごくマジメに「中学生に聴いてもらう音楽」について考えてたんだけど、どうでもよくなっちゃった。
もう「女のパラダイス」でいいや。



と、ひとまず書いて。
笑いも収まって冷静に考えたら・・・だんだん腹が立ってきた!
上の2つのテスト問題。
こんな問題を出す先生に「教育者」としての・・・あるのか?
「教育・指導する」という姿勢がどこかに見えますか?
「じゃじゃじゃじゃじゃーーーんじゃじゃーーん」という文字で仮に「あ!アレだ」と子供がわかったとして。「授業で聴いたあの曲だ!」となったとして。
その子の事を「うん、よく聴いてたな」と丸をつけるのはオカシイだろう。
「まちがえて答えなさい」に至ってはもう、意図がわからない。
たとえば、ホントの大喜利のように。
【ベートーベンの代表曲「運命」しかし発表前に「それだけはヤメて」と周りから止められたタイトルとは?】というお題の出し方なら(テストでもなんでもないけどね)
一応「ベートーベンの代表曲は運命なんだ」ってのがあった上での話でいいと思うんだけど(運命が代表曲なのかどうかは知りませんが)
そこで「女のパラダイス!」なら「座布団1枚!」じゃないすか?
これ、相当おもしろい答えだと思う、やるな〜小学生。
ただ「まちがえて答えなさい」じゃあ「好き勝手テキトーに書け」ってのと同じじゃんか。
「子供の想像力を育てる」とか理由付けるんだろうか?
冗談じゃないよ!まったく。
「音楽どうこう」以前に同じ大人として、子供の前に立つ人間としてなっとらん!
よし、中学校にもケンカ売りに行くか。もちろん先生の方な。