ブラ下がってる

俺はつり革か

下北沢440東京中低域スペシャルゲストに宮本大路さん。
欧州ツアー(俺は行かなかったけど)帰国後初のライブという事で、お客さんも満員御礼でした。
新人若手メンバーもツアーやレコーディングを経験してひとまわり・・・たしかにバンドに「慣れてきた」ってのはあるか。
より「個性」が無くなって「キレイにまとまった」という感じでしょうか?それはそれで良いのか。
確実にバンド自体は「変わった」という印象が持てる「前までのメンバーの代わり」じゃない「今の東京中低域」になって来たみたいです。
前から思ってたんですけど。これは中低域に限った話じゃなくて「管楽器奏者全般」に言える事なんですけど。
「乗っかってる」とか「ぶら下がってる」といった印象を受ける演奏ってよくあります。
特に普段ベースやドラムといった「リズムセクション」をバックにソロを吹いてる「ジャズ系」の人に多い気がするのですが・・・
もちろん、そういった「ジャズ系」の人でも「リズムがいい」とか「リズムに対して自立してる」っていうプレイヤーはたくさんいます。
ただ、そういったことに「頓着」すらないっていう人もたくさんいるのは確か。
パラパラペレペレ・・・流暢にフレーズが吹ける事が「ウマい」と言わんばかりというか。
で、まぁこれは「中低域」の話になるんですが、全員が同じバリトンサックスという楽器を演奏してる中でもいろんな役割みたいなものがあって。俺は主にバッキングをやってるわけですけど。
ソリストが「リズムに対して自立してる」とホントに楽なんです。いろいろ遊べるし。
「してない」と・・・疲れるんだよなぁ。
さらに「そういう人」もバッキングにまわる事があって・・・「ここはどこだ?」ぐらいにワケわかんなくなったり。
ま、俺自身も「できてるか?」っちゅうとアヤシイ部分も多々ありますから人のことはあまり言えないんですけど。
「自立しよう」とはしてるんで。
「バッキングはソリストの介護じゃない」と思うのですね。