俺が書くまでもないですが

無理矢理

まぁ、今年もプロ野球が終わりまして。
とにかく、なんと言いますか。別にドラゴンズのファンではないのでけっして「負け惜しみ」じゃなくって・・・マリーンズの「日本一」には「釈然としない」としか言いようがない。
こういう時に「みんな」という言葉を使うと、卑怯だし「みんなって誰だよ?」って言われそうだけど。
今回ばかりは「みんな」そう思ってるのではないか〜?
マリーンズのファンの人達だって、もちろん勝ったことについてはウレシイに決まってるだろうけど「いまひとつスッキリしない」ってのはあるんじゃないか?
テレビではアナウンサーが「史上最高の下克上!」なんて絶叫してたけど。
もちろんクライマックスシリーズを取り入れた上での「おもしろさ」ってのは、そういった「這い上がってきたチーム」が勝つことなんだろうけど・・・だから、そういった意味では「おもしろい結果」だとは思うのですが。
そこで勝ったことを「日本で一番強い」というのは・・・ですよね。
ペナントレースでマリーンズより上位だったライオンズやソフトバンクは?
なんか野球って、こういった「釈然としない」が好きですよね。
何年か前のワールドクラシックベースボールで日本が「世界一!」ってなった時も、たしか韓国に何回も負けてたのに!ってのがあったし。
「プロ」というフィールドで行われている競技だから、選手個人のキャラクターやクオリティーで充分にオモシロいと思える部分ももちろんあるんだけど。
あくまで「勝負ごと」でもあるわけで「勝ち負けが釈然としない」という結果では盛り上がらないと思うんですけどねぇ〜〜〜〜〜
盛り上がらない原因に「クライマックス」って名前をつけるなんてギャグだよな〜!

クライマックス【climax】
1 物事の緊張や精神の高揚が最高に盛り上がった状態。劇・文学作品などで、最も盛り上がったところ。最高潮。「―に達する」
2 修辞学で、漸層法(ぜんそうほう)のこと。→アンチクライマックス
3 森林などの極相(きょくそう)のこと。
大辞泉

まぁ、これは「制度」ですから「しょうがないか」と思う部分もあり「絶対見直されるんだろうな」とも思うので別にいいのですが。
日本シリーズの第6戦と第7戦について。
これは「ゲーム」そのものについてなんで「どうかと思うよ」と言いたい。
これまで延長戦というと「手に汗にぎる」というか、とにかく「名勝負」みたいなイメージだったんですね。「お互い一歩も譲らない」という。
何年か前の高校野球の決勝で延長戦でも勝負がつかなくて翌日再試合とか(その時のことは書いたよな〜→2006-08-21 - うさぎのえさ)記憶に新しいところではワールドカップパラグアイ戦も「それなりに」良かったと思うのです。
が、今回の日本シリーズで「延長戦」のイメージが変わりました。
音楽でいうならデュオのインプロなんかで、お互い「決め手」がなくダラダラと長くなるような。
単に「終われない」みたいな。
やっぱ、野球なら「9回」とか「決められた制限」の中で勝負がつかないってのは「どうか?」と思いますね。
「勝負がつかない」ってのは「スゴイVSスゴイ」だけじゃなくて。
「まぁまぁVSまぁまぁ」でも起こり得るってことですな〜
「もう、どっちかさっさとキメてよ!」って思った。
第6戦をテレビで見てたんですけど、終盤で気になったのは「お客さん帰れるのか?」とか「最後まで放送するって言ってたけど、この後繰り下がった番組はどこで帳尻をつけて明日のプログラムにつなぐのか?」とかだったもんな〜
「言いえて妙」っていうかオカシかったのは。
試合後にアナウンサーがゲスト解説者に来ていた野茂に
「いかがでしたか?今日の試合を振り返って」って聞いたら・・・
「(苦笑)どうと言われても・・・(苦笑)」
いや、一応「解説者」で来てるんだから、その返し方はないでしょー!
試合中も「早く終われ」って顔に書いてあったしな〜
もう、野球ダメなんじゃない?