ヤミ居酒屋発動!

鮭の白子と春菊の白和えです

普段、我々はお客様がライブハウスやコンサートホールにいらっしゃる何時間も前に会場に入ります。
「お客様に良い演奏を届けたい」という一心でリハーサルやサウンドチェックなどの準備を時間の許す限り誠心誠意を込めて行っているのです。
で、その「時間の許す限り」のギリギリは「開場時間」ということになるわけですが。
チケットを求めて演奏を楽しみにしていらっしゃるお客様と入れ替わる形で我々は「本番まで解放」となるわけです。
そこで「さて、なにをするか?」となると「張り詰めた気持ちをリラックスさせるか」となるわけです。
まぁ、その方法は「人それぞれ」なのですが・・・多くのジャズなどポップス系の演奏家のみなさんは「お酒を呑む」という方法を、あくまで「お客様に良い演奏を届けたいという一心で」とるわけです。
で、この「小一時間」を「どれだけ有意義にするか」というのは当然重要なんですけども。
「時間も短い」ということで「テキトーな店で済ませる」場合もあるのです。しかたなく。
これがね〜前から「無駄だ!」と思ってたんですね。
たいして「喰いたいもの」もないような店で、しかたなく「どこでも喰えるような」ツマミを注文する。
ま、そんな感じなんですけど。
昨日の池袋の時に俺がちょっと珍しくて美味しい食材に最近出会ったって話を川口さんとしてたら「喰った事無い!是非喰いたい」となりまして。
「じゃあ、明日持って行きましょうか?」という流れ。
つーわけで、家で下ごしらえをして持って行ったのですね。当然川口さんは大人ですから「美味しいワイン」なんかを準備してきてくれたのです。
これはいい!
「楽屋の階段の踊り場」という「場末以下」のシチュエーションではありますが。
「美味しくて喰いたいもの」があるというのはスバラシイ!そしてなにより「わざわざ出かける」というメンドウもない!
うむ、これは「恒例化」するかもなぁ。
てなわけで、今日は渋谷「O-East」の「シンクロニシティ」ってイベントで渋さ知らズだったのですが。
本番前に渋谷の街をウロウロさまよってポリスに職務質問をされることもなく、非常に気分良く演奏できたのでした。