ヒラガナかたかな

手抜きでいこう

もう、ずいぶん前の話になるんだけどKABB!のリハの時に。
どうにも俺の考えてるニュアンスと違う演奏をする当時参加してたサックス吹きがいたんで「そこはカタカナのイメージで!○○さんはひらがなで吹いてんだよね〜」って言ったことがあるんだけど。
まぁ、そん時は「キョトン?」とされて終わりだったんですけどね。
結構、これ大事だと思います。もちろん「ひらがな吹き」が求められるような曲もあるだろうから、使い分けを意識する事が大切だと思います。
ちょっと抽象的でわかりにくかったかもしれないので「ピン!」と来やすい話題で。
たとえば、俺の大好きな食べ物に「ラーメン」がありますが。

やっぱり、これでしょう!
で、そのラーメンの「もうひとつの呼び方」というか・・・「中華そば」ってのがありますね。




うむ、なんというか字面から味が伝わってきます。
「御主人の丁寧な仕事ぶりが窺える、魚介の出汁が効いたオーソドックスだけど飽きの来ない一品」みたいな。
ホント、喰った時に「これこれ!」って言いたくなるような。
しかし、考えようによっちゃあ「中華そば」ってかなり限定された呼び方かも。
たとえば、札幌あたりの「濃厚みそ」とか九州の「ギトギトとんこつ」はあくまで「ラーメン」であって、あれを「中華そば」とは言わないもんな〜
シンプルな「しょうゆラーメン」それも中華料理の店で出てくるようなじゃなくて「ラーメン屋さん」のラーメンが「中華そば」なのかもなぁ〜
で、最近見かけて「お!いいじゃん」と思ったのが・・・




なんか良くないですか?
昔から近所の人相手にやってる「街の中華屋さん」
ギョーザとチャーハン、せいぜいレバニラぐらいで「エビチリは無いよ」みたいな店。
「中華そば」の御主人がキリッとしたたたずまいだとすれば「中華ソバ」は「大将」なんて呼ばれる店主が豪快に、かつちょっと雑にババッ!と作ってる感じ。
どっちかっつーと、俺はこっちの方が好きかも!
といった感じで「そば」が「ソバ」に変わっただけで、イメージする味や店の雰囲気まで変わって来ると思いませんか?
同じように・・・




う〜ん、どれだけ「本場」とか書かれても「ウドン」だとなぁ〜「手打ちじゃないね?機械で打ってるでしょ?」ってなりませんか?
やっぱ「うどん」じゃなきゃ。逆にこれは・・・




まぁまぁシックリ来ると思いませんか?
これはなんでだろう?これに似てるからか?




で、逆にこれをひらがなにすると・・・




うわ〜一気に「長崎名物」っぽくなる!音広がらなさそうー!
クダラネー!
で、話はラーメンに戻るんですけど、俺が敬遠するタイプの店の基準のひとつに・・・





って書いてるトコってのがあるんですが。
さらにこれがまた、かなり高い確率で・・・




となってる場合が多い!なんですかこの「びよ〜ん」は!
「ナメてんのか?!」って思う。
ぶっちゃけ、美味しそうですか?看板に書いてあって「ここ入ろう!」って思いますか?
言うなればですよ?




かろうじて「とろんぼ〜ん」は楽器の形状とか操作性で、なんとなく「悪かないか?」とも思うけど。それでも「パーン!」って張りのある勇ましい音とか出なさそうですよね。
「ぱふ〜」っていいそう。
さらに、もっとヒドイ店になると・・・




もうこれは「違う喰いモンだろ!」と言いたい。
しかし「なぜか」と思うぐらい、テレビなんかに出てエラソーにうんちくタレテル「頑固オヤジ」みたいな名物店主がやってる店って「ら〜めん」とか「らぁめん」とかの表記が多いんだよな!(ドコとは言いませんが、ホントそうですよ)

あとコレもあるよな!



絶対俺そんな店入らない!
ラーメンは絶対カタカナで「ラーメン」!
ひらがなの「らーめん」なんてこの世から絶滅してしまえ!
あ!