【渋さ知らズ・ヨーロッパツアー2011 5日目】

【UNCOOL Festival/Poschiavo(Switzerland)】
11:00-18:00 安部田保彦展@Cinema Rio
18:00 郊外のレストランにて演奏 ※小編成 
20:00~翌8:00 青山健一エキシビジョン@Gallaria PGIのショーウィンドウ



【第三グループ】8名
鬼頭/北/ヤス/大塚/山本/スガコ/山下/藤掛
出発→Narita airport(Japan)→Beijing airport(China)→Milan Malpensa airport (Itary)→Poschiavo(Switzerland)
(ミラノで松本和志合流)


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【19.8kg!】

さて、予定通りの始発の井の頭線(5:02!)に乗って、渋谷から半蔵門線を経由して押上から京成線。
新しくショートカットするコースが出来たアクセス特急で成田空港へ・・・

ホントはね〜俺は成田には「JRで行きたい派」なんですよ。コースとかムードとか気分とか。
これまでも、ズーッとそうしてきたし。
しかしね、ウチから「7:00までに成田空港」っていうと、このコースかバスしかなかったんだな〜(どんだけ楽でもバスはもっとキライ)
それにね「アクセス特急」なんてエラソーな名前ついてますけど、使ってる車両はマッタク普通の横並びシートときたもんだ!(まぁ、その分特別料金も無く一番安く行けるんだけどね)
てな感じでイマイチ気分が盛り上がらない状態で向かったんですけど、途中偶然にも同じ車両に山本くんが乗ってきて楽しくおしゃべりなんかしたり、空港に着いたら改札までの間に北さんや藤掛さんの姿が見えたりして(結局、都心からはこれに乗るという選択しかないのですね)徐々にテンションも上がってきました。
で、めずらしく時間通りに(それでも「ほぼ」ですけど)全員集合となり中国国際航空のチェックインカウンターへ。
さぁ、ここで今回最初のハイライト!ここ数日、苦労してきた荷物の計量ですが。
ホント「やった甲斐があるわ」と言いたくなるような、自分でも「お見事!」と言いたくなるような。
タイトルにもあるように、リミット20kgに対して19.8kg!ってちょっとスゴクないですか?
これは、もう俺の「性格」としか言いようがないと思うんですけど、楽器を保護するプチプチの緩衝材やそれを留めるガムテープまで綿密に計算したもんね。
てなわけで、すっかりご機嫌で(他のメンバーも無事クリア)出国しまして、ひとまず9:00フライトの北京行きの便に。
約4時間ほどの楽勝フライトで飛行機を降りて、乗り継ぎカウンターに向かう通路を歩いていたら窓から今乗ってきた飛行機が見える!
で、ちょうど荷物を降ろしてるところだったんですけど・・・

俺の楽器が地面にゴローン!
もう、みんな大爆笑ですよ!
まぁ、これはアレでしょう。一応「上積み厳禁」ってことで一番上とか最後に積んだから最初に降りてきて、これまた「上積み厳禁」だから避けておいたということ・・・だと思いたいんですけど。
それにしても「こっちを上に置け」って「↑↑」貼ってあるのにマッタク無視の横置き!
で、カートに荷物が満載された最後に・・・イヤな予感はしたんですけどね。
もう、みんなで声を揃えて「はい!投げたー」・・・荷物の一番上に弧を描くように飛んでいき、むなしく弾むように着地する楽器の姿が・・・「FRAGILE」が読めねーのかっ!
まぁ、そんな感じで北京空港のトランジットとなったわけですが。
オリンピックで新しくキレイになったというこの空港のクソつまらんこと!全面禁煙だし。
帰りにも寄った時に思ったことなんですけど「国際線の乗り継ぎ」ようするに「素通りする人」には何のモテナシもする気ないもんね!という方針って気がするなぁ〜
で、元々次のミラノへの便は13:30発と聞いていたんですが・・・チケットには14:45と書いてある。
案内板の表示も14:45・・・まぁ「乗れればいいか」と時間を潰したんですけど。
「そろそろボーディングタイム」という時間に搭乗口付近で弁当を配りだした!
また、イヤな予感ですよ〜
「ちょっと遅れるからコレ喰って待ってろ!」ってことかなぁ?と。
しかしですね、この弁当が実に美味かった!

見た目こそ、そこらの「ホカ弁」それも肉多めの単調そうな「テキトー弁当」に見えますが、味付けのバランスがバッチリでご飯が進む進む!
「まぁ、これはこれで楽しいね」なんて話をしてたら、食べ終わらないぐらいのタイミングで「そろそろ搭乗を開始します」のアナウンス!
?????????
飛行機に乗り込みながら「なんなんだ?この弁当は!」という協議をみんなでした結果。
「飛行機に積み込む機内食を一回分減らす作戦ではないか?」というところに落ち着いたわけです。
「でも、乗ったらまたすぐ出てきたりしてね」なんて笑いながら・・・
ホントにすぐ出てきたんだけどね!

なんだったんだ?あの弁当は????????????
え〜そして、ミラノに向かう中国国際空港便の機内ですが、大半は中国人のお客様でして・・・
まぁ、これがアレなんですかね?何十年か前に世界中でヒンシュクをかったと言われる日本の「農協観光旅行団」のような・・・
だとしたら諦めましょう。かつて同胞がかけた迷惑を甘んじて受けましょう。
じっと我慢の11時間でした。

で、ミラノに到着してアムステルダムから来た松本さんと合流・・・いや〜これもダンドリ的には「奇跡的に」とも言える話なんですけどね。
で、迎えのバスに乗ってポスキアーヴォに出発したのが、かろうじてまだ明るい21:30過ぎだったかなぁ(ミラノには19:00に着いてたんですけどね)
で、元々「約200km」ってのを調べて知ってたんで、日本よりスピードの出せるハイウエイ事情なんかも考えて「2時間ってとこかな?」って思ってたんですけど・・・「4時間かかるよ」と。

Google マップ
(あ〜今見たら3時間14分て書いてありますね)
思いのほかハイウエイを利用する区間が少なく、アルプスへ向かう旧道のような・・・特にレッコ湖沿いの街を通り抜けていく辺りは明るかったらさぞ景色も良かったでしょうねー!もったいない。

それでも途中トイレ休憩で立ち寄った「コーリコ」ってとこの「夜の駅」のムードは「ヨーロッパ来たなぁ〜!」と気分のアガルうれしいチャンスでした。
その後もライトに照らされた古い町並みや山道を順調に走り抜けて2:00少し前にポスキアーヴォに到着。
とりあえず、ご飯の用意をして待っていてくれるということで、フェスのオフィシャル食堂となっている場所に案内されたら・・・2005年のツアーで来た時に渋さの宿となっていた懐かしのコミュニティハウスではありませんか!(事前にもらってた地図で「たぶんそうだろう」とは思ってたけど)
で、美味しいご飯をいただいて、ワインやビールもご馳走になって宿まで送ってもらいましたとさ。
朝の5:00前に家を出て実に29時間の長旅でありました!
初日から「こんなにボリュームたっぷりに書いてこの先どうなるんだ?」ご心配されるみなさんもいるかもしれませんが・・・
そこはそれ「移動と食事がメイン」の「うさぎのえさ」ですから!
明日分からはグッと書くことが減るのでご安心を!
【今日のヤス】

小遣い結構もらってるんで嫁にはマメに連絡入れるんッスよ〜
(たぶん、さっき見送りに来てたからまだその辺にいると思いますよ)