今年も

これならサマソニ名乗ってよし

タイトルは「今年も」ですけど「サマーソニック」ってフェスの東京会場に出るのは初めてです。
SUMMER SONIC 2011
「東京会場には」と書いたのは、もう一箇所の開催地「大阪会場」に以前出演したことがあって・・・「その時の様子を」と思って調べたら
2009-08-08 - うさぎのえさ
あら〜何も書いてないや。
ただ、それまで出演したフェスなんかに比べて「あんまり良い印象がなかった」ということだけは覚えてる。
「あんまり良い印象がなかった」と書いたのは、サマソニってフジロックライジングサンみたいないわゆる「野外フェス」とはちょっと違った「都市型フェス」ってヤツで。
アスファルトの照り返しがキツイ会場をウロウロして、そのくせステージは昼間から薄暗い屋内という・・・なにも「この時期にやらなくても」みたいな。
それこそ夏に集中するフェスの「冬にやる可能性」を提示してるような印象だったからです。
で、今回は渋さでの出演だったんですけど「あんまり気分が乗らないなぁ」と千葉・幕張の「東京会場」に向かったのであります。
で、会場の幕張メッセに到着して。
やっぱり、汗だくで会場をウロウロしてるお客さんをみたり、天井の高い「見本市会場」みたいなトコで大音量のライブをやってる時に外に漏れる特有の低音がグオーッと周ってる音を聴いて「やっぱり東京会場もか〜」とゲンナリしたのです・・・が。
もちろん、これは予めわかっていたことなんだけど、我々が出演する「ビーチステージ」ってのは今年新たに出来た野外の会場でして。
出演者用のシャトルバスで連れられていった先で「これはいいじゃない!」と。
たしかに、野外なんで暑いんですけど「それでいいじゃないか!」と。
冷房の効いた屋内ステージで「なにがサマーソニックだよ!」と。
で、薄暗い屋内と違って「野外の昼間」ですから、当然ステージに上がった時「客席」も見渡せるわけです、後ろの方まで。
それがタイトルに書いた「今年も」なんだけど。
俺の大好きな「美しい眺め」が見れたなぁ〜と。

う〜ん、スゴイお客さんの数!これは「何千人クラス」じゃないね。
出番前にそん時やってたバンドを見るついでに客席エリアに行った時は(トップ写真)ステージ前にちょろっとお客さんが居る程度だったんで「まぁ、こんなもんか」と思ってたんだけど。
渋さの始まる頃には続々とお客さんが詰め掛けて来たんだなぁ(夕方のブーツィ・コリンズの時でさえ半分ぐらいしか居なかったのに)
いや〜気持ちの良いシチュエーションで演奏できました。
まぁ、そんな感じで一気にサマソニも「好印象」となったのでした(ケータリングも今まで出演した日本のフェスで「ナンバーワンじゃないか?」と思えるほど美味しかったし)
で、話は戻るんだけど、シャトルで到着してステージ横にある「直前楽屋」のテントに案内されたら、隣は渋さの次に出演する・・・

あぁ〜
ようするに「この件」なんですけど・・・(2011-07-28 - うさぎのえさ
エントリーが「yanokami」だったんで「事情により」矢野さんのソロになっても(ゲストにタブラの奏者のユザーンさん)この名前だという。
ただ、yanokamiが始まる前に流れたアナウンスだとかMCで矢野さんがハラカミさんについて話した内容だとか・・・これについては、また俺の「死生観」が絡んだ長い話になりそうでヤメときますけど「それはなんだかな〜」と思ってしまった。
それでもハラカミさんのトラックを・・・言い方は悪いんですけど「カラオケにして」歌う矢野さんを海からの風が気持ち良い浜辺の客席で聴いていたら。
「あ〜これは、こういうトコで聴くと気持ちいい音楽だなぁ」と。
ともすれば「エレクトロニカ」という他の屋内ステージの方が「向いてるんじゃないか?」とも思える音楽をこの「ビーチステージ」に持ってくるサマソニの選択に、また大いに好感が持てたのでした。
そして・・・やっぱりあまりにも気持ち良くてちょっと涙が出たのでした。