兄弟のような

あと少し

兄がひとりいるんですけど、今日はその話は関係なく。
よく「兄弟のように仲がいい」なんて話も聞きますけど、実際のところ「兄弟ってそんなに仲がいいか?」とも思います。
ウチが「悪い」とかじゃないけど「仲とかそういう次元じゃないだろう?」と。
元々は「兄弟のように仲がいい」って言葉は、そういった次元を超えた部分を言ってたのかもしれないけど、今みんなが普段使う「兄弟のように〜」は単に「ものすごく仲がいい」ことじゃない?
という話も今日は関係なく。
「兄弟の似かた」って微妙でオモシロくないですか?
たとえば、単純に「顔」の場合。
「そっくりさん」だとか赤の他人の方が兄弟より似てることってありますよね。
兄弟って「ものすごく似てるわけではないけど、そういえば」ぐらいの似かたじゃないですか?
音楽で(音楽に限らずですが)そういったことってありませんか?
ジャンル的にも編成もそっくりなバンドってたくさんありますけど。
それとは別で、なんの共通点も無さそうで通じる部分があるような・・・
おそらく、みんなが聴く音楽って・・・いろんなジャンルの音楽を聴いてると思うんですけど、それはその人にとっての「兄弟のような音楽」なんじゃないかな〜?と。
どれだけ「そっくりなバンド」を聴くより落ち着くし共感できるし、みたいな。
音楽を作る側としても。
国や人種が全然違う人が作った音楽が「なんで、こんなに似てるんだ」と思うことがあります。
「パクる」とか「似せよう」って考えはないし、そんなことが及ばない次元で。
「あ〜こんなとこにも兄弟がいるんだー」と。
これは、やっぱりアレですかね?「聴いてきた音楽」だとか「アプローチに対する考え方」・・・つまり「親」に相当するものが同じなんでしょうか。
だったら、なおさら「兄弟」なわけですね。
いろいろ、曲作りなんかをしてて煮詰まった時・・・ようするに「困った時」は、単に自分が憧れたり目標としてる音楽を聴くより「兄弟のような音楽」を聴くとホッとしますね。