今は冷静

1000円

昨日分(24日)の半分「泣き言」みたいな日記は仕事から帰って来て書いたんだと思いますが(忘れた)これは26日に書いています。
24日は「なにがあったか?」というと。
前日「ぺろっこ〜」と楽しく呑んだあとちょっと寝て、その前の日にやったリハの譜面の手直しやら間もなくにせまったフジロックでゲストが入る曲の譜面を作ったり(急かされてたので)
で、24日の朝になったと。
譜面のPDFファイルやらデモ音源をメール添付できる状態にして「よし!送ったら寝よう」と思った矢先に突然「これからスタジオに来れませんか?」みたいな連絡が入り・・・
なんでも、レコーディングのディレクターが急病だそうで。
本来なら、こういった場合「仕切り直し」で別の日にズラすのが理想なワケですが。
押さえたスタジオやらスケジュールを調整した歌手やミュージシャンを優先するという(それもどうなんだ?と思うわけですが)
で、俺に「代わりにやってくれ」という。
まぁ一応、俺も自分のKITO,Akira BrassBand!では「ディレクション」という肩書きなワケで「できるでしょ?」みたいなのがあるのかもしれませんけど。
「代理ディレクター」ってのは難しいです。
一から十まで自分が思ったようにできるわけじゃない・・・「あの人ならこうするだろう」みたいな考え方でやんなきゃいけない、という。
それにKABB!の場合はディレクションする相手も「気心の知れた」というか、まぁ「無理難題」みたいなことも言い易いわけですけど。
いや〜特にこの時は、それなりに「大御所」というか・・・とにかく大先輩ミュージシャンのボーカル録りがあったりで・・・
「今の所、もう一回お願いしま〜す!」とか気軽に言え・・・言いましたけどね。
で、やっぱりそういった時に「大先輩はスゴイな」と思うんですけど。
とりあえず、何テイクか録音したものをプレイバックして「ここの歌い方のニュアンスなんですけど」みたいな話を丁寧に伝えて。
「もちろん、今まで録ったものの中で一番良いものでも構わないんですけど」みたいな言い方をすると。
「なるほど!わかった、もう一回歌うよ」と、こちらの意図を理解してくれるという。
ペーペーの「代理ディレクター」の言う事もキチンと聞いてくれるわけです(ヒヤヒヤでしたけど)
で、バッチリのテイクが録れたりなんかすると「やっぱり良かった!」ってのもあるし。
ディレクション楽しいなぁ〜」と思え・・・ん?なんかマンマとハメられてないか?俺。
てな感じのことを24日はやってたわけでした。
いかにもレコーディングらしく出前で自分では絶対喰わないような値段の「カツ丼」とか取ってもらったりしてね。
で、で、25日(本来のこの日記の日)は何をしてたかというと、前日の気の使いすぎで寝込んだ、という。
やっぱり、ちょっと冷静になった今でも葛藤はあるわけですね。
俺が「代理」をやることは「アリなのか?」という。
まぁ、たとえるならばオーケストラのコンサートで。
「指揮・誰々」みたいな、お客さんは「それを楽しみに来てる」みたいなシチュエーションに。
別の指揮者が出てきたら「引っ込めバカヤロー!」じゃないですか。
たとえ、代理の指揮者が「それはそれで良い音楽」をやったところで納得するか?聴いてる人は。
オーケストラの団員だってそうじゃない?「誰々が指揮振ると思ったからやってるんだ」みたいなのあるんじゃないかな〜?
う〜〜〜〜〜〜ん・・・
ただ、この「代理ディレクター」の件はCDなんかにクレジットされないと思う。
そうしてください、そうしてください。
聴く人はあくまで「本来のディレクターがやってる」と思って聴いてください。
あ、こんなことも書かなきゃ良かったんだな(でも消さない)