たまには

ここではあまり「セージ」とか、そういったハナシは書かないようにしているのですが・・・
もちろん、思うところもあって。
ここ数日、目にした一連の「あの人」の発言・・・
実にウマい具合に「言い換えた」人がいたので、そのまま引用しちゃいますけど。

「あんだと、てめえ、うちの寿司が美味くないだと? じゃあてめえが握ってみろこのやろう」

「はい? 曲がるところ間違えた? そりゃタクシーだって間違うことありますよ、お客さん。文句あんならあんた自分で運転しなさいよ」

「へ? 音がいまいち? 何言ってんだ、じゃああんた自分で楽団員集めて0からオーケストラ立ち上げて指揮棒振ってみろよこのバカ」

(引用元はこちら→http://togetter.com/li/418198
実に「オモシロオカシク」やってますけど、どれも「なに言ってんだ?」って別の意味でオカシなハナシ。
実にハラダタシイというか・・・
なんで、珍しくこういったハナシに「食いつくか?」というと、やっぱりこういう考え方がものすごくイヤなんですよね。
それは、最近発売されました東京中低域のDVD「CANDY」のエンドロール。メンバーがそれぞれ「自分のモットー」みたいなことを書いてる部分があって、そこで俺が書いてること。
Sound easy,when first listened.
これの「正反対」とも取れる発言だと思うのです。
俺が音楽なんかをやってて「信条」としているのは
「パッと聴き、簡単そう」
これは、東京中低域での演奏もそうだしKITO,Akira Brass Band!の音楽も全部。
ただし、これは「あの人」が言う「簡単だと思うんなら自分でやってみろよ!」なんてケンカを売ってるのではなくて。
「難しそうだな・・・」と敬遠されたり「喰わず嫌い」になってしまうことなく、誰もが「自分にも出来そうだな」って思ってもらえるような。
「簡単そう」って言うと語弊があるかもしれないから「親しみを持てる」とか、そんな感じ。
結局「やってみろ」って言ってるんだけど「あの人」とは違うでしょ?
素人相手に「こんなスゴイことやってる」みたいに息巻いて。「お前には出来ない」なんて言ってますけど、素人目に早くも「たいしたことないんじゃないの?」ってのはバレてきてる。
そんなんより、最初は誰もが気軽に接する事ができて。
次第に「結構複雑なんだな」「奥が深いんだな」ってのが良いと思うんですよね。
もちろん、そこに気付いてもらわなくても構わないし。
Sound easy,when first listened.
これは、なんというか・・・俺がよく「たとえ」に使う童話。
「北風と太陽」から得た「他人との向き合い方」
つまるところ「何のために・誰のために音楽をやっているか?」を実際行動で示す言葉です。
で、一応「実は誰にも真似のできないことをやってる」って自負がありますから。
「じゃあ、お前がやってみろよ」なんて絶対言わないのです。