俺自身が驚く

夕方17時過ぎに強い揺れ。
それも「まだ続くか?」っていうぐらい長く。
ラックから落ちそうになったテレビを押さえるついでにNHKを着けたら、政見放送がスグ切り替わって「緊急警報放送が開始されました」と。

うわ〜初めて見た、この画像。
「緊急」というだけあってアナウンサーの声も「せっぱつまった」感じがスゴイ。
特に「津波の恐れがある」ということで警報が出てから緊迫感はハンパ無かった。
こういう時に沸き起こる感情にちょっと前から変化を感じている。
もちろん、俺が住んでる所に津波が来る事は無いだろうけど・・・
余計な「感情移入」をしてもしょうがないのはわかっているんだけど「自分がよければ良い」ってのが無くなった気がする。
震源地に近い「津波の恐れのある地域」に住んでいて、今「取る物も取らず」逃げてる人達。
「不安」であったり「恐怖」であったり・・・いや、もうそれを想像するとタマランですよ。
中には昨年の震災で被害にあった人も大勢いるだろうから「恐怖」のリアルもハンパなかろう。
幸い大きな被害もなく、間もなく警報は解除されたけど、それまでの時間。
たぶん寒いだろうし、ちょうど夕飯の支度の時間だったからお腹も減ってるだろうし・・・そんな事、以前は考えもしなかったんだけどな〜
と、ちょっと驚いた。人間変わるもんだな。
それにしても、しばらくはアナウンサーが繰り返し絶叫してた「今すぐ逃げて下さい。東日本大震災を思い出して下さい。命を最優先して下さい」ってのが耳から離れなかった。
これについて、後からネット上などでも特に「東日本大震災を思い出して下さい」の部分については賛否がわかれてた。
「震災で被災した人の気持ちを考えろ」みたいな。「イヤな事を思い出させるな」みたいな。
でも、あのアナウンスは良かったと俺は思う。
あの時あの場で心から「命を最優先に」という気持ちで何度も何度も繰り返したんだろうな。アナウンサーは。
なんて「そこの気持ち」まで考えて自分に置き換えてみたりして。
いや、人間変わるもんだ。