前にも書いた話

いきたいなキューバ


ずっと前に「翻訳サイト」の話を書きまして、その時は使い始めたばかりで「こんなトコがおもしろい」みたいな事を書いていたのですが、すっかり「おもしろい・おもしろくない」ではなくて日常的に使うようになってます。
だって、日本語以外ほとんどわからないんだもん。
それにしても、改めて意識してみると世の中には英語に限らず「外来語」ってのは多いですね。確かに自分でも使ってるけど。実際「そのほとんど」はちゃんと理解しているかどうか怪しい。
といいつつ、さっき「わかる」みたいに書いた日本語も実はアヤシかったりする。言葉の使い方や意味の捉え方など結構いいかげんだったりしてないだろうか。
普段使ってる「言い回し」なんかも「なんでそういう風に言うのか」って知らないこと多いしな。
こうやって毎日日記を書くことで「俺はバカだ」と宣伝しているようなものかもしれないなぁ。
まぁ、バカなりに毎日辞書をひいたり、パソコンで調べたりって習慣がつくだけ「日記を書く」というのは良いことなのかもしれませんけどね。
で、なんで今日「翻訳」の話かっていうと、ちょっとスペイン語の調べ物をしていたので。
探せばみつかるんだろうけど「スペイン語→日本語」の一発変換ができるサイトが無くって。
一度、英語に変換してから日本語にって作業で翻訳してるんだけど、これがなかなか「惨憺たる結果」になってしまう。
特に「歌詞」みたいな、文法的に「ちゃんとしていない文章」で直訳ではさっぱりわからない「たとえの表現」の場合なんか。
たとえばこんな感じ。
「彼らが私に伝えた場合、彼/彼女は要望を要求します、彼/彼女はよく雲後部、床の渦、および上昇する大きな怒りを好みました。悲嘆の掃除、復讐での豪雨、それが止まる場合、それを降らせることは私たちの希望に見えます。」
で、これを
「初めに1979年にキューバの革命および音楽の勝利の20回目の記念日と一致するようにリリースされた」っていう解説と「雲の後部」なんて悲惨な翻訳をされた曲のタイトルから歌詞の「言いたいこと」を推測していくという楽しい事をやるわけなんだけど。
ようするに、どういう事だ?雨は降ったほうがいいんだよな?雨がいろんな事を流し去ってくれるみたいな事だよね?
で、頭の中で「絵」を想像してみたんだけど「雲の後部」っていうのは、さっきから雨を降らせている空を覆った大きな雨雲の最後の切れ目みたいな部分の事なんじゃないだろうか?「雲の後部」ってのは「雨がもうスグ止む」っていう知らせみたいな事なんだろうか?
だとしたら、この曲を演奏する時は「雲そのもの」や歌詞にも出てくる「雨」の事をテーマにするのでなく、「雲の後部」が暗示する「その先にある晴れ=希望」みたいなモノを感じさせるものにする必要があるのではないか。
「Cuban Revolution」にからめて作られた曲って事で、勝手にそんな解釈をしてみたくなるよね。
ところで、「クバ・リブレ」(Cuba libre)ってカクテルがあるじゃないですか、「自由なるキューバ」ってスゴイ名前の。今回上記の曲を調べてる時に真っ先に思いついたのが、このカクテルの名前なんだけど、以前バーテンをしていた事もあるのでレシピは知っているものの、お恥ずかしながら「なんでコーラとラムか?」という事を知らなかったので、ついでに調べてみたら・・・
なんとキューバがスペインから独立する時に、それを支援する形になったのがアメリカだったのでキューバの象徴「ラム」とアメリカの象徴「コーラ」だったと!
それが、キューバ革命後の今でも呑まれてるってどういうことよ!間逆じゃん!
カクテルにも「花言葉」みたいなものがあるとしたら「クバ・リブレ」は「皮肉」か?