終わったはずなのに

bousisensei2008-02-13


昨日、きっちり「ケリ」をつけたハズの「鬼頭ブラス東京公演」
しかし、「そろそろ中年」の悲しさか「一日置いての波」ようするに疲れとか筋肉痛なんかがドッと押し寄せてきた。
頭は忘れても体が覚えてるってヤツだね。
と、いうわけで、もう少々「東京公演話」にお付き合い願いたい。
今回「こころのこり」だったのは、メンバーと一緒に行動できる時間が短かった事。
東京に前ノリしたメンバーや名古屋に帰るまでのわずかな時間で打ち上げに参加したメンバーとは話もできたけど、昼到着・終演後「トンボ帰り」だった組のメンバーとはゆっくり会話もできなかった。
彼達との唯一のチャンスは昼と夜の公演の空き時間だったんだけど、取材やらなんやらで俺に空き時間が無かったからなぁ。
実は今回、ちょっと狙っていた事があったのだ。
名古屋でライブして、一日おいて東京だったから、みんなと一緒に東京へ移動するっての。
結局、東京で準備する事があったし、入り時間も会場設営スタッフがメンバーよりも早かったので俺が後から到着する訳にもいかず、断念したのだ。
大変だし、疲れるのはわかってるんだけど、メンバーと「バンド車」で移動するのは楽しい。
前にも書いたけど、20代の前半は結構やったのだ。早朝名古屋を出て、ライブやって夜通し走って早朝また名古屋ってのを。
それも、何バンドか対バンで、たいしてお客さんも入らず、交通費にも足が出るほどしかギャラももらえず、ほとんど自腹切って、って・・・
考えてみたら、よくやってたよなー
「若かった」ってのもあるだろうけど、やっぱり「楽しかった」からだろうし。その中でも特に印象に残ってるのは大半の時間を費やした「移動」なのかな。
ライブやってる時間なんて正味30分とかだもんね、対バンなんかの場合。その為に往復10時間かけて・・・
ホント、よくやってたよなー
そうやって考えると、ウチの若い連中はシアワセモノなのではないか?モチロン、名古屋と東京の距離は昔から変わって無いから大変でシンドイのは同じだろうけど。
地元以外の土地で(地元でもだけど)満員のお客さん、それも自分のバンドを目当てに集まってくれたお客さんばかりって環境で演奏できるって、すごいシアワセな事だと思う。
そんな事ができるなんて、若い頃思ってもみなかった。
う〜ん、ウチの若い連中は最初からこんなにシアワセな思いをしても良いのだろうか?これが「当たり前」だと思ってしまうのだろうか?
わざわざ苦労する必要もないけど、それはあまり良くない事のような気がするなぁ。
「上げ膳据え膳」のありがたみって、自分で「お膳立て」した事が無い人にはわからない事だし、むしろ「なんで新幹線使わしてくれないんだ」ってバンド車での移動の事も不思議に思ってるのかな。
なんか「パンが無いならケーキを食べれば良いのに」のマリー・アントワネットの世界みたいだなぁ。
う〜ん、けしからん。
などと思うのも「そろそろ中年」の悲しさか。