【渋さ知らズ・カナダ/ケベックツアー2008 3日目】

"The Quebec City Summer Festival" Les Arts de la rue Loto-Quebec (St-Jean Street)にて演奏 (Quebec/CANADA) 


======

 【物価も湿度も】

日本に似てます。
あと、無線LANが不調で実は昨日の日記もプランクトン石坂さんのPCを借りて更新したのです。
もちろんコレも。
だから、あんまり長文の日記は書けそうにありません。
すべては帰ってから。
っちゅうことで。

帰国後ノート2008その3

食生活について
今回のツアーではあらかじめ正味の滞在日数7日間×50ドル。
つまり350ドルが「食費」として支給されていたのです。
ま、それをどう使おうが自由ってヤツ。
これは実にありがたいし、助かるハナシ。
ただ、1カナダドルが約105円ってのは聞いていたんだけど、果たしてソレがケベックの物価に対してどうなのか?ってがみんなの最大の関心だったのです。
一日約5000円ってのは十分なのか?それとも少ないのか?
昨年、パリに行ったときも似たような形での食費支給があったんだけど「結構くれるじゃん」と思ったそれはパリの物価に対してはレストランでの食事なんて「もってのほか」だったのです。
でも、パリのホテルは立派なキッチンが各部屋にあったので、自炊する分には「まぁ、なんとかなるな」ぐらいだったのです。(むしろ俺は少し儲かった)
ただねー、今回はキッチンが無いから。
ってことで、あらかじめ日本でリサーチしておいたのですよ。
「どんなもんがあるか?」とか。
で、結構検索に引っかかったのが「カナダ東部ケベック州の伝統料理」とか「現在はケベック州の住民にとってシンボル的な存在」なんて書かれている「プーティン(Poutine)」って料理。
う〜ん・・・
コレを見て、俺は今回すっかり「食」に対する欲が失せた。
どんなもんか?っちゅうと「フライドポテトの上にチェダーチーズを乗せ、グレービーソース(肉汁から作ったソース)をかけたもの。」
う〜ん・・・
全然喰いたくない!
まぁ、コレしかない!ハズは無いんだろうけど、コレが「代表的」ってねぇ。ソコが知れるって言うか。
ただ、結果から言うと「割となんでも美味かった」
変に冒険しようとしなかったのが一番だろうけど、普通のものが普通に美味い。
面白みには欠けるけど。
たいてのレストランは昼も営業してるので「美味しいよ」と教えてもらった店はランチに行くようにした。
そうすると、1000円前後で「その店の味」が堪能できるもんね。
昼飯に1000円って、日本で考えても「そんなもんだろう」って値段だけど、ボリュームが違うから「お得感」はかなりのものだし。

で、夜はテイクアウト系を買ってスーパーで酒を買い込んでってやると、一日30ドル使うか使わないか。
なんとなく「わびしい」感じもするけど、野菜がすごく美味しいのでチェーンのサブウエイなんかで注文する時「もっと、もっと!」って野菜たっぷりにしたサンドウイッチなんか買うと、日本のそれとは比べ物にならないぐらい美味しくて食べ応えがある立派な晩ご飯になるのですよ。
それが400円しないぐらい。
持ち帰りのピザ屋も一軒良い店を見つけて。
「どうせこんなの」と、なんの期待もせずに買って帰ったら、みんな一瞬無言になって。
「・・・これは美味いねぇ・・・」
日本で食べると、ピザのペパロニとかベーコンって「その部分」しか、その味がしないじゃん?
でも、むこうは香りや油が全体に「ダシ」のように効果があるのですよ。
野菜オンリーの場合も玉ねぎやピーマンの「ダシ効果」がすごかったり。
当然トマトソースも美味い訳だし。
それが16インチを八つ切りにしたもので1枚約250円。2枚も喰えば腹いっぱいだし。
後はキッチンがないんでスーパーで買って来た野菜を洗面所で洗って食べる。
酒が進む進む!
結局、ホントの「高級レストラン」みたいな所へは行かなかったから(行けないだろうし)実際の所はわからないけど、中途半端な金の使い方もしないで「美味しいものがずーっと食べられた」という、一番満足度の高い勝利感。
ちなみにプーティンも「話の種」と喰いまいたけどね。
スモールサイズ(が日本の鍋焼きうどんぐらいの器で出てきます)を5人で食ってもまだ余る。
スーパーで粉末のソースを買って来たから喰いたいヤツは作ってやるぞ。