What a Wonderful business!


さて、HPなんかでは既に発表告知されました鬼頭ブラス秋のホールコンサート。
当然、みなさまの知るところになる以前から、ちゃくちゃくと準備をしているのですね。
で、今回またもや「あれこれタクラム課」こと、鬼頭ブラス制作担当から「お客さまに最近のライブ音源からプレゼント用のCD-Rを作ることは可能ですか?」という提案が。
つまりは「ダータで人にやっても良いか?」という事なんだけど、さすがに一瞬躊躇するよね。
ただ、もちろん考えがあっての提案だろうから、という事で話しを聞いてみると、こういうこと。

  • 昨年の公演は「前売り券」を発行せず、ネットやFAX、それからメンバー経由での予約のみとした。
  • しかし、それだと公演当日の受付に予約券・当日券全ての現金受け渡しが集中してしまい、200名を超えるお客さんを開場から開演の時間内でスムーズに誘導するのに無理があった。
  • そこで、今年は前売り券を発行して、当日券以外のお客さまとの現金のやりとりを無くする事で、スムーズな入場&オンタイム開演が出来るようにする。
  • ただ、前売り券の購入には金融機関での振込など、少々めんどうな点もあり、敬遠するお客さまも多いのではないだろうか。
  • そこで、前売り券を購入してくれたお客さまに何かオマケを付けてみましょう!

で、その「オマケ」に未発表のライブ音源CD-Rということなわけです。
う〜ん、マニアック過ぎないか?
どうせなら、女子メンバーの裸の写真とかの方がクイツキも良さそうな気がするけど、そっちの方がマニアックか。
ま、そういうわけで「オマケ」の作成に取り掛かることにしたのです。
(今まで「オマケ・オマケ」と書いてきたけど、俺としては一応バンドの音源なんだから、もう少しマシな言い方はナイモノカ?とホントは思ってんですけどね!)
名古屋での公演の「オマケ」だから、当然ほとんどの人が聴いてない東京公演の音源からのセレクトが良いでしょう。というか、よくよく考えたら2月の東京公演以来ライブをやっていないので「一番最近」っていうと、イヤでもその時の音源からってことになるんすけど。
え〜っと、東京・名古屋、両方とも見た事あるお客さんってのはほとんどいないので、一応説明しておきますけど、ずいぶん違います。
やる曲はもちろん、構成なんかもほとんど同じなんですけど、攻勢が違う。なんちゃって。
特にテンポとか変えてます。もちろん演奏させてもらう店舗も違いますから。なんちゃって。
なんで、東京と名古屋と変えてるのかって言うと、それは俺の「客層に対するイメージ」から来ているんですね。
「客層」っていうか「そこに集まった人が普段聴いていそうな音楽のイメージ」かな。
というか、もうブッちゃけて言うと、集まった人が「音楽の好きな人」か「楽器の好きな人」かっていう・・・
どっちがどっちとか言いませんし、もちろん東京にも名古屋にも両方のタイプの人がいて、あくまで俺のイメージの中で「こっちが多い」とか思ってるだけですから。
で、まぁ名古屋は割とちゃんとして、録音したライブの音源が二次利用できるような、どちらかというと「ヨソ行き」な演奏を心掛けているのです。ホームなのに。
逆に東京は、後から聴き直すと「う〜ん」と思えるような演奏。ただし、その場で見てると「うわッ!」っと圧倒されるような演奏を心掛けているのです。
くどいようだけど、あくまで俺のイメージでの「使い分け」なんだけどね、この先いろんな土地で演奏する事になっても、多分この2パターンを使い分けると思う。
それから、名古屋の時はメンバーの友人・知人ってお客さんも結構いるから、あまり個々のメンバーにスポットをあてるような感じにしない。
「バンド」という固まりを強調するというか。
で、東京の時は正反対でフィーチャーしてみたり、MCでイジって「いろんな人がいる」ってのを先ずわかってもらうようにしてる。
で、その固まりが「バンドですよ」って。
「逆の方が良いんじゃないの?」と思うかもしれないけど、それは「吹奏楽部の発表会」発想。
友人・知人のお客さんの前で全員が均等に目立つようにするのって、卒業していく部員全員が一人ずつスタンドプレーでソロをとって・・・みたいなモンでしょ?
ダサいよねー!音楽的には全く意味なし!
それに、あれって結局「自分の知ってる人の部分」しか見てないでしょ?要するに友達とか息子っていう。
普段、いつでも会えるじゃん!
あー後、お客さんなんかも参加する打上げで楽団員だけ固まったりしてるの見ると
普段、いつでも会えるじゃん!って思うんだよね・・・
って、ついついスイソーガク関連の話題だとボヤキ系に脱線してしまった。
とにかく、せっかくなんで名古屋のお客さんへの「オマケ」は「東京ではこんな感じ」ってのを知ってもらおうかと。
その中でも「いかにも東京鬼頭ブラス」って曲は・・・
ちょうど、良い曲があるんですよ!
もう「名古屋ではやらない」と決めている曲で、実際「公開リハ」の場面では演奏した物の名古屋では一度もちゃんとやった事が無い曲。
ようするに、俺のイメージの中の「VS東京のお客さん」って曲です。
で、その曲はさっきも書いたように「後から聴き直すと・・・」っていう部分が最も強烈な曲でもあるから、この先なにか音源を発売するとしても絶対収録される事は無いでしょう。
とは言っても、別にこれが「聴くに耐えない」とかじゃなくて。十分にカッコイイんですけど、この曲をちゃんと体裁整えてレコーディングするかっていうと、それは違うんじゃないかって話。
つまり「超レア音源」の「オマケ」なのです。
というわけで、今年の2月に東京・ザムザ阿佐ヶ谷で行なわれたワンマンコンサート「夜の部」の公演から、鬼頭ブラスにしては珍しく10分にもおよぶ大作となった、ゲストのトランペット・辰巳光英を大フィーチャーした「猛烈な後悔」を是非みなさんに聴いていただきたい!!!
ライブでは見れるとは言え、東京のお客さんも音源としては入手する事は不可能。
しかし、10月18日のコンサートを前売予約さえすれば、世界中のどなたにも、もれなく差し上げます!
コンサートに来る事が無理でも、前売り券買えば「激レア音源」は手に入りますよ!
What a Wonderful business!(この商売上手!)
なんか食玩欲しさに買うんだけどお菓子は捨てちゃう、みたいな話しですけどね。
やっぱ、その辺が「オマケ」なのか?!
前売開始はHP→(鬼頭 哲 ブラスバンド)に告知されますので、すばやいご注文を!
今回もキャパは250ぐらいなんで、売り切れ必至です!