本日の去年の本日

本日はケルンから車で2時間ほどのブッパタールで本番。長らくに渡ったこの旅の最後の公演だ。
昨日下見に行ったテクニカルの連中からは「良いホールだよ」と。ヨーロッパはとにかくホールの音が良い。古い建物であっても、造りがシッカリしている。加えて空気の乾燥具合なんだろうか、管楽器の「鳴り」が全然違う。
自ずと最後のステージに期待は高まるのだ。
しかし、一昨日から小出しに漏れていたフィリップの「イージーっぷり」がここに来て爆発した。ドラム類の楽器や機材の手配が不完全で、さらにメンバー移動の配車段取りもズサン。
結局メンバーが全員会場に揃ったのは、開演まで1時間半を切っていた。
しかし、そういった場合の演奏は悪くない、というのが長い旅の中で得た自信でもあって、100日を越える足掛け4ヶ月の旅の集大成とも言えるライブになった。
終演後は舞台裏で「おつかれさん」の大合唱と乾杯。
そして、またもや「段取りの悪い」ピストン輸送でケルンに戻る。
(ちなみに写真はホール隣の日本料理店、意味わかんないし、俺の字に似てる!)