「自由」の解釈

bousisensei2007-12-22


年末もここまで来ると、もう鬼に笑われようが「そんなの関係ねぇ」(←今のうちに使いたい)と来年の事ばかり考えているのだ。
来年、鬼頭ブラスでいよいよCDを作るのだ。
今までも、録音の事は考えなかったワケではないし、ありがたい事に各方面から要望の声もあったんだけど「時期尚早」と見送っていたのだ。
まぁ、単に自分達の「記念」みたいなモノを作って、手売りしても意味が無いし、第一「録音したい」「作りたい」と思う作品のイメージが無かった。
今年DVDを出してもらったけど、あれはライブを撮ったものだから、また別なのだ。
で、最近になってようやく、コンセプチュアルな意味合いでのCDのイメージ
「こんなことがやりたい」ってのが固まってきた。
それは、ここ何年かで固定されてきた主要メンバーや、ブレーン的役割で係ってるスタッフや、最近作る曲とかいろんな要因があっての事だと思う。
実際、最近ライブでの演奏も結構調子良く「このメンバーでレコーディングしてみたいな」とも思うようになったし。
というわけで、ほぼ録りたい曲も決まってるから、手順の段取りとかのレコーディングのプランを練る為に、先日のライブを録音した音源をチェックしてみた
ら。
ありゃ〜?エライ雑だなぁ。
ミストーンとかは、別に良いのだ。録音の時はいくらでも「録りなおし」ができるし、わざとミスしてるワケでもないからね。
それより、ライブ中は「勢いがある」で済んでた部分が、全部気になる。
ようするに、それぞれが「良かれ」と思ってやってる事ね。
こんなん、レコーディングなんか全然無理。
もちろん録るだけなら、なんでも録れるけどよ、後から何べんも聴く気にならんちゅうの、こんな演奏。
よく「自由な雰囲気が良い」と雑誌やアンケートにも書かれるし、それが「売り」でもある「鬼頭哲ブラスバンド」ですけどね。
ちょっとコレは無いなぁ〜
なんて言うか、俺の言う「自由」ってのは「針に糸を通す」その「通し方」の事なんだけどなぁ。
目をつぶって通そうが、一回転しながら通そうが、それは自由。
ただし「必ず通せ」と。
なんか、ライブの録音聴いてると、いろんな「通し方」があるのは楽しいんだけど、結構「通って無い」んだよな。
ひどい人になると「通そう」とすらして無いね?
個性出したり、遊ぶ前に先ず確実に通せよ。百発百中で通せるようにしてから遊べよ。
そっか〜、今のメンバーなら結構サクサクっと録れるような気がしてたんだけど、よっぽどちゃんとリハやんないと無理か〜ガックシ。
それとも、スタジオ入ったら、ちゃんと「レコーディング用の演奏」をしてくれ・・・
いや、やりましょうねリハーサル。