考えを改めます

bousisensei2008-01-21


今まで、何度も芝居に「曲を提供」ってのはやってんだけど、ここまで「ガチ」に稽古に付き合うのは今回が初めて。
だから本格的に「お芝居がどうやって出来ていくのか?」というのを体験するのも初めてかもしれない。実に新鮮で自分のバンドリハーサルにも取り入れたいと思うような部分も多々あり、勉強にもなりますね。
で、そんな感じだから「演劇関係者」が「芝居」について「真剣」になっているのを見るのもたぶん初めて。
これまで知っていた「演劇関係者」と言ったら、10代の終わり頃からしょっちゅう行っていた、いわゆる「文科系酒場」で「客どうし」であったり「バイトと客」であったりという関係性をはじめとする・・・
まぁ、ようするに「酔っぱらってメンドクサイ奴」ばっかりだったワケですね。
なんというか、常に「他人を否定する事に命をかけている」ような人達。
何かにつけて「○○論」みたいな理屈っぽい「どうどうめぐり」の話を何時間も延々とやってる人達。
もちろん、「くどい」ってのも、いつ何時も「芝居」に対して「真剣」だからなんだとは思いますけどね、しょせん突っ込めばホコロビル「持論」だったりするワケで、そういう人達と夜な夜な口喧嘩したものです。
ところが、どうした事でしょう?
今回出会った「演劇関係者」のみんなは、お互いを尊重する事を忘れず、他人の話を素直に聞き、それでいてけっして他人に流される事無く「自己の表現」を追及する。
すばらしい!と、いうかみんな普通のちゃんとした人じゃないか。ホント、絵に描きたくなるような「良いヤツ」ってのが勢ぞろい。
(なんか、俺がこうやって書くと「イヤミ」とか「皮肉」みたいに思う人もいるだろうけど、ホントに「含み無し」です。)
いや〜「演劇関係者」見直しました!
みんな、結構若くてバリバリ現役でやってるからかな?俺が会ってたのはただの「演劇くずれ」だったのか?
ミュージシャンの方がナンボか無礼で理屈っぽいんじゃないかー?
でも、考えてみれば「音楽」なんかに比べると「芝居」って、一回の舞台に費やす時間もエネルギーも全然違うもんな。
絶対俺たちみたいに「ちょっと呑んで本番」なんて事しない、普通のちゃんとした人なんだよな。
その代わり呑む時ってのは「完全オフモード」になるってワケか。それなら少々メンドクサクてもしかたないのかもしれないなぁ・・・
よし!公演ハネたら打ち上げパスして、すぐ帰ろう。
あ、これだと全然「考えを改めた事」になってないか。