こんな事をしている場合では無いのだが

bousisensei2008-02-06


先日、ピットインの楽屋だったかで話てる時、どういう流れかは忘れたけど「カメレオン・アーミー」ってピンク・レディーの曲名が出てきて、頭の中に「フッ」と全篇に流れるギターのフレーズが湧いて来た。
あの「天才的」としか言いようが無いキョーレツに下世話でバカバカしい程にキャッチーなフレーズが頭の中をループして離れなくなってしまったじゃないか!
ベンベケベンベンベンベケベンベンベンベケベンベンベンベケベンベン・・・
あーどうにかしてくれ!
実際のところ、ピンク・レディーが流行っていた頃はわが家ではテレビの「歌番組」なんかは禁止されていたし、ドリフの「全員集合」なんかも見せてもらえなかったので、ほとんど聴いた事なかったのだ(その代わりというか、裏番組の「欽ドン」を見ていたので「長崎は今日も雨だった」とかクールファイブの歌はソラで歌えるシブイ小学生だったなぁ)
だから、どこかでほんの数回しか耳にした事は無いはずなんだけど、しっかり覚えてるって、よっぽどインパクトがあったんだろうな〜
で、歌詞の事も思い出してみたんだけど、ピンク・レディーの歌って、どれも「アホみたいな歌詞」じゃないですか?
ちょっと言葉が悪かったけど、ほかの歌謡曲とは明らかに違った「脳が溶けるような世界観」を展開してませんか?
たとえば大ヒットした「UFO」
あれって、ようするに「私の思っている事がなんでもわかってしまう」そんな「以心伝心な恋人」を「もしかして宇宙人なんじゃないか?」って・・・
そんな「もし」って普通考えるか?
どれだけ「信じられない事」が起こったとしても、先ずソコを疑うか?
さらに「地球人には飽きたからそれでもイイや!」って、そりゃ新鮮だろうけど、気が狂ってるよなー(UFO ピンク・レディー 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
それから、よく歌謡曲の歌詞って、たとえば「恋愛」の事を別の何かに置き換えた「比喩的表現」にする事ってあるじゃないですか?
でも、ピンク・レディーの場合「モンスター」は「獣のような恋人」の事じゃなくて、ホントの「怪物」の事を歌っているし、「サウスポー」の場合も「あなたのハートに直球勝負」とかじゃなくて、実際「王選手」と勝負する女性ピッチャーの物語だったりと、なんかもうメチャメチャな世界が繰り広げられてるんですね。(モンスター ピンク・レディー 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索)(サウスポー ピンク・レディー 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
ペッパー警部」の「ペッパー」って誰?歌の「どアタマ」から登場するものの、説明は一切無し。(ペッパー警部 ピンク・レディー 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
で、最初に描いた「カメレオン・アーミー」に至っては「なにを言いたいのかサッパリわからない」(カメレオン・アーミー ピンク・レディー 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
はたしてこれは「詞」といって良いのか?
どの歌も「なんじゃそりゃ?」って内容ばかり。
いったいなんなんだ?ピンク・レディーって?
で、探してみるとやっぱりあるもので・・・
いや〜もう、最高!すっげぇアレンジですなー
実に品が無い!
カッコイイー!でも、全然「良い曲」じゃない!
というか、ここまで「ピンク・レディーらしいなー」って曲とかムード。ある意味「すごくよくできてる」
ホント、この頃の「歌謡曲」って今ヒットしてる「洋楽まんまパクリ」と違って世界のどこにもないオリジナリティー溢れる「日本の文化」だよね。
おもしろいなー!大好きです。