スーパー

bousisensei2008-02-23


といっても、今日は俺の大好きな「大型小売店舗」の話じゃなくて、テレビや映画に出てくる字幕スーパーの話です。
昨日今日始まった話じゃないし、いろんな人が言ってることだけど、最近の特にバラエティ番組ってスーパー出し過ぎだよなぁ。
わかるっつうの。
たしかに、インタビューで聞き取りにくい時や「方言」なんかで意味が伝わりにくい時、それからもちろん外国語の翻訳といった場面では「無いと困る」ぐらいだけどさ。
逆に言うと「そんな事言ってないよ」って場面でもスーパー出されると「そうなんだ」ってなるわけで。
タモリ倶楽部の「空耳アワー」とかそうですよね。

アレやっぱり映像とスーパーがあるから「聴こえる聴こえる!」ってなるけど、音楽だけ聴いたら「そうか?」ってなるもんね。スーパーのマジックというかおもしろいなぁ。

そうやって考えれば考えるほど、バラエティのスーパーの意味とか必要性がわからない。誰が始めたんだ?
あれが普通で当たり前になったら、どんどん日本語のリスニング力が低下するのではないだろうか、と余計な事を心配してみる。
で、「余計なスーパーなんかイラン!」とテレビを見ていたら、今年の初めぐらいからか?
「え?え?」って歌がCMでよく流れてるではないですか。

「〜探し始めたメロディ」の後。
ん?何語だ?って一瞬思うけど
「Hole and stock by any truth be touch your encore scene.」
ってスーパーが出たら「ふ〜ん」って思うよね(音を流しながら読んでみて下さい)
「あ、英語で歌ってるんだ」って。
きっと「どんな真実も穴を掘って貯えておけば再度触れる場面が訪れるだろう」ってな事を歌ってるんだよね?ちょっとシュールだけど通信講座らしい歌詞じゃないか(デタラメ)
調べたから、今でこそ「ほら、ひとつ前に進めたっていう証し」ってわかるし「そうなんだ」と一度思えばそうやって聴こえるけど。テレビから流れてくるのをチラッと聴いただけじゃ、わかんないよなー。
以前ならまだしも、最近のJ-POPでは珍しい。
昔は「カッコイイ」と勘違いでもしたかのような、巻き舌で外国語みたいな歌い方とか「なに言ってるのかわからない」っての結構あったけど、最近は減ったもんな。
思い返せば、小学校の4年生だったか?初めてサザンの「勝手にシンドバット」を聴いた時の衝撃的「わからなさ」のすごかった事。絶対「一発屋のコミックバンド」だと誰もが思ったはず。
でも、今回のスキマスイッチの人の歌は「今の時代」って考えるとそれ以上に衝撃的かも知れん。
と、思ってたら、またテレビで缶コーヒー「ワンダ」のCMで聴いた桑田佳祐の「ダーリン」って曲。
CMに使われてるのはサビの部分なんだけど「健在」というか笑っちゃうほど「なに言ってんだよ?!」って歌い方。
サビですよ、サビ!最も届けたい事をキャッチーに伝えるべき部分でこれかー!
もう「サスガ!」としか言いようがない。

スゴイ!全然わからない!
笑っちゃうほどわからない!
さらに「何を言ってるのか」がわかると、もっとスゴイ!

本牧埠頭で泣いて Walking」ですよ!
スゲー!!!天才的
もう、こうなってくると「スーパー」とかの次元じゃないよね。
言ってる事がわかった所でなに?って世界じゃないですか。
ま、そういう訳でね、バラエティーなんかでも「言った事」を復唱するようにスーパーを流したところで、「言った事自体」が面白くない限りは「なんの効果もない」という事ですね。
う〜ん、それとも「おもしろくもなんとも無い事」をなんとかおもしろくしようと、とか。もしくは「スベッてる事をさらし者にする為」にやってるのかなぁ。