禁断の領域

bousisensei2008-02-24


などと書くと少々大袈裟ではありますが、みなさんにもそういった「そこだけは」っての、ありませんか?
マイ・ルールみたいな事。
よく「器用」とか「マルチ」みたいに言われる人、そういうイメージを持たれている人でも、というかそういう人ほど「住み分け」みたいな事はしっかりできていて、他人の領域を犯さなかったり、余計な事に手を出したりしないもんなんですね。
己を知っている、というか。
だからこそ「自分の領域」の中で多彩な表現ができるんでしょう。
そんな感じに、俺の中での「領域」という物のとらえ方ってのがあるので、常に意識をするようにしています。
結構好きな言葉で、ここでも良く使う「餅は餅屋」ってのも、そういう事ですね。
「あれもこれも」じゃなくて「これだけは」ってのがひとつの方が、プロフェッショナルの現場では魅力的ってのがあるでしょう。
ブラスバンドのような大勢の人間が関わるという事が不可欠な事をやっていると、なおさらそういった事を思うワケですね。
で、そういう事はわかっているのですが、今日「禁断の領域」を犯してしまったのであります。あえて、俺は。
逆の意味での「これだけは」絶対自分でやるまいと、絶対専門家に任せようと、何十年もしてきた事なのだ。
その分「専門家作」ってのを楽しみにしていたし「やっぱりコレだね」「サスガだね」と納得してきたのだ。
だが、しかし・・・
自分で作った「とんかつ」はちゃんと美味かった。
スーパーで買って一カ月ぐらい冷凍庫にホカってあった安い肉だけど十分だ、外で食う必要ない。
今まで揚げ物は、油の後処理とか面倒だから家ではやらない事にしていたんだけど、ちょっと多めの油を入れたフライパンで焼くように揚げただけだから、片づけも全然楽じゃないの。
な〜んだ。
でもなぁ、さすがに「天ぷら」は無理だよなぁ。ナスとかタマネギぐらいは蕎麦茹でた時に揚げた事あるけど、ちゃんと魚介の天ぷらは家ではちょっと無理なんじゃないか?
あれは、やっぱり外で食うもんだろう。
天ぷらは「最後の聖域」ぐらいにしておこうかな。