上野発の夜行列車

bousisensei2008-04-18


という歌い出しの曲があるように、上野駅というのは夜行列車が似合う場所です。
と言いつつもあの歌、良く考えてみれば、実は青森駅の情景を歌っているんですよね
全然、上野関係ないじゃん。
でも、長距離列車の発車駅としては、やっぱりバツグンにムードがあるのです。
ブルートレインの「花形列車」と言われていた「富士」や「はやぶさ」、無くなってしまった「あさかぜ」「さくら」といった人気長距離夜行列車などは東京駅からの出発だったから、ホントは上野よりこっちの方が「夜行列車といえば」の駅なんだけど。
でも、それは「なんでかな?」って考えると上野が「端っこの駅」だからなんですね。
もちろん、東海道線の起点は東京駅で、こっちも「端っこ」といえばそうなんだけど、ホームの形状があんまり「端っこ」していない。
上野駅だって山手線などのホームもあって、こちらは「経過点」だからもちろん端っこじゃないんですけど。
北に向かう夜行列車が発着する1階ホームは「行き止まり」になってるんです。
「ここから」って雰囲気がすごくある。
で、よーく考えたら俺は、この「端っこ駅フェチ」なのだ。
たとえば、名古屋に住んでいた頃、JRでも名鉄でもなく一番好きだったのは近鉄名古屋駅だったし。
小学校の卒業の時に初めて一人で九州に旅行に行った時も、門司港駅に行くのがハイライトのひとつだったり。
大阪に行くと、阪急梅田とか近鉄なんば、南海なんば、それからJR天王寺などシビレル「端っこ駅」がたくさんあってワクワクしますねー
それから、海外の端っこ駅も良かったです。フランクフルトの中央駅からICEに乗ったときはホントにチビリそうになりました。
モスクワにはたくさん「端っこ駅」があって、それを乗り継いだ時も「こんなに贅沢をしていいのか?」と思ったし。
で、今日は上野駅に行って来たのです。
ま、自分で乗るんじゃなくて見送りですけど。
でも、俺はどっちかっていうと「乗り鉄」じゃなくて「車両オタ」「駅マニア」なんで、駅から出て行く夜行列車を見ている方がおもしろいのです。
バックで入線してきて、発車ベルと供に北に向かって暗闇に消えていく。
乗ってたらわかんないよね、このカッコよさ!
で、見送りに行った人が乗ったのは内装なんかは変わっていても、一番「鉄道オタク度」が高かった頃。頭の中の大半が「オハネフ24」とか「マイテ49」といった車両の名前で埋まっていた頃の人気車両「24系25型」だったのです、電源車に「カニ24」のついた。やっぱ、ブルートレインは電源車があるタイプが好きだなー
当時24系はステンレス製のシルバーのラインがそれまでの20系や14系なんかのホワイトラインと違って、カッコイイと思っていたんだけど、今ではホワイトに変わっていたりゴールドなんてのもあるんですね。
う〜ん、最近すっかり「のめりこみ」は無くなっていたけど、ひさしぶりに「鉄道車両図鑑」みたいなヤツ買おうかな?
小学生とかがボロボロになるまで読むヤツ。