World's Prettiest Bass

bousisensei2008-05-20


昨日は謀らずも「俺が一緒にやりたいドラマー」の話を書いてしまった。
まぁ、ドラマーに限らず共演する人に求めるというか、魅力を感じるのはそういう部分なのだ。
逆に「そうじゃないよ」って人が結構多いのだ。
こういった「遠まわし」な書き方を良くしてるのですね、俺はここで(ウヒヒ)
名指しで書いてるわけでは無いので、とか例え話を使ってるから「自分には関係ない」と思っていたら、思いっきり特定の人に向けた話だったりするのです。
気付くかな〜気付かねぇだろうな〜
ま、それは良いとして、ついでなので、ベーシストの話も書くのだ。
前から、ここにしょっちゅう書いてるけど、ジェームス・ジェマーソンという人が大好きなのです。
みなさん名前は知らなくても、絶対耳にした事はあるはずです。
ただし「そんなにか?」って人も多いんじゃないでしょうか?
たしかに。でも、たとえば誰でも知ってるマーヴィン・ゲイの「What's Going On」とか「What's Happening Brother」辺りのベースを思い出してみてください。
まぁ、そんなに印象ないですかね?「え?どんなだっけ?」って感じですか?
でもね、もちろん歌がメインだけど「曲のキモ」はどちらもベースラインなのです。
で、YouTubeで検索すると「World's Prettiest Bassline」って動画があって、ジャクソン・ファイブの曲が流れるんですけど・・・「世界で最も美しいベースライン」ですよ?

う〜む、素晴らしい!
小節を音がまたぐ所とか、結構「長い音」をフレーズに組み込んでますけど、つくづく「グルーブ」ってのは音を「出すタイミング」ではなくて「切るタイミング」とか「処理の仕方」だってのがわかりますね。
たしかに、細かな音も多用してるけど、ジェームスの魅力はそこでは無いと思うのです。
が、ベーシストの中に彼の事を敬愛してるプレイヤーってのもすごく多いけど「そっち行っちゃったか」ってパターンもよくあるのですね。
特に「上手い系」の人。
え〜っと、こういう風に画像を貼り付けられるのは、はなはだ迷惑だとは思いますがジョン・パティトゥッチってチック・コリアのバンドなんかで有名な「ものすごい上手い人」がジェームス・ジェマーソンのスタイルで演奏してるヤツがあります。

う〜む、なんだこりゃ?
ジェームス・ジェマーソンのスタイルというか、フレーズを譜面に取って、それをジョン・パティトゥッチが弾いているだけですね。
ドラムもひどいよな(この人もデイヴ・ウィックルって「ものすごい上手い人」です)フュージョンか!って、そういう人か。得手・不得手ってやつですね。
で、これはベースの「教則ビデオ」らしいのです。
マズクないか?これ「お手本」って。
やっぱり、本物は全然違うと思うのです。

なにが一番違うんだろう?っていうと「カッチリとスクエアに弾いてない」って所なのかなぁ。
前にも書いたけど、ジャストのタイミングじゃなくて、その人固有の「訛り」みたいな物がグルーブになるって事でしょうかね。
そういった辺りを鬼頭ブラスの若きチューバ吹き「タカハシ君」には是非研究・習得していただきたいですね。
あと、中低域の「ツルタ君」とか。
と、今日は思いっきり名指しにしてみました。