新麺会

bousisensei2009-01-02

年末に買った本を読んでおります。
この本、ヒジョーに楽しいです。いわゆる「ラーメン本」と違って「有名店ヨイショ」な感じではなく、あくまで「自分が食べてどう思ったか」
ラーメンランキングで1位になった店なども「口に合わない」と切り捨てる。
「今、これを美味しいと思わないとオカシイ」のように書かれたグルメ本を片手に行列をつくる「ラーメンを取り巻く環境」そのものに異論を唱えているのですね。
あくまで自分基準。かといってホントにその店を「美味しい」と思ってる人自体を否定しているわけではないという。
そういった姿勢がヒジョーに共感できるのです。
で、さらに言ってしまうと著者の「自分基準」ようするに「好きな店のタイプ」がことごとく俺と同じなのです。
というか、これまでここで言ってた事と「まるで同じ事」がたくさん書いてある。
流行り廃りで若者が行列を作る(情報により「作らされている」)店なんかより、地元の人が「普段使い」に何年も通うような店とか。
ただ「美味しいものを作ろう」と真面目に「客の方を向いた仕事をしている店」とか。
もう当たり前のことなんだけど「なにかを作って、人に出す」という全ての仕事の基本姿勢を単純に語っているだけとも言えるのです。
だって、オッカナイ店主に怒鳴り散らされながら、それでもそれを「ありがたがる」なんて絶対オカシイよね。
で、考えてみたら以前にもここで書いたけど、俺が今大好きな西荻のラーメン屋を知ったのも、元々この本の著者のひとりである江口寿史さんが「好きだ」って漫画に描いてたからだもんな。(2008-06-28 - うさぎのえさ
そりゃ、好みも合うし、楽しく共感もできるってもんだ。
さらに、著者達のホームグランドが吉祥寺という事もあって、馴染みのある店の名前もいっぱい出てくる。
以前から何度も登場してるここの話とか→(2006-06-29 - うさぎのえさ
ウチの近所のここの話とか→(2008-02-17 - うさぎのえさ
もう「あぁ、わかるなぁ」って事ばかり書いてあるのです。
と、いうわけで、いわゆるハンター的なラーメン好きには全く楽しくない本かもしれませんが、俺は大好きですね、この本。
話、変わりますが

西友でポロサツのバンイチ5袋パックが298円!
「買い」ですよ、ヤマシタさん!