友人販売所

bousisensei2009-04-23

今まで気づかなかったんだけど、ずっと前からあったのか?
ミクシの検索で「あなたの友人かもしれません」っていう項目。
ここで、フッと思い出したのは東京中低域ができて間もない頃にどこかの会場で、後関君がお客さんをさして「あの人って僕の知ってる人ですよね?」ってメンバーの誰かに聞いた話。
「知るわけないだろ!」と爆笑だったんだけど。
ミクシの検索で「その逆」みたいな機能があるのか〜
で、さっそくやってみたら・・・
なるほどね〜共通するマイミクシが多い人がリストアップされてる。
当然のように「あ、知ってる」って人達がほとんど。
で、ミクシには「あなたの友人なら早速フレンドリクエストしましょう」みたいに書いてるけどさ。
「友人か?」というと微妙。
どちらかというと、ここにリストアップされてるのは、今までお互いミクシやってるのは知ってたけど「なんとなく」や「あえて」でマイミクシィになってない人だったりするわけで。
せいぜい「知り合い」程度。
かといって、今のマイミクシが「全員友人」でもないし(こういった書き方をすると「友人だ」と思ってるひとはガッカリするでしょうけど)
そもそも、なにをもって「友人」というか。
考えれば考えるほど、今俺には「友人はいない」という気がしてくる。というのも俺の中で「友人」というカテゴリーが結構狭いのだ。
小学生の頃はわかりやすい。学校で仲良くなった全部が「友人」でアリだろう。
これが中〜大学生になると「先輩・後輩」の関係性が生まれてくる。「仲の良い先輩・後輩」は友人か?
さらに社会に出て、もっと知り合う年齢層も広がって。仕事の帰りなんかに呑みにいく「仲の良い上司や同僚・部下」は友人か?
お店をやったり、バンドなんかやってると「仲の良いお客さん」ってのも出来るんだけど、それも友人か?
俺的には全部「友人ではない」なんです。
「友人が多い」と豪語する人は、こういった人達を全部含めての話じゃないのか?
おそらく、環境が変わることで関係性が薄くなる、仕事仲間やお客さんは「友人」とは言いがたいのではないか?積極的に「会おう」としなくても必然的に「会う機会」がある人達という意味で。
実際、継続して親密に仲良くしてない場合「何々時代の友人」みたいな言い方をみんなすると思うけど、それはもう「知り合い」って事じゃないか?
大人になって、なんのしがらみもない純粋な友人ってあるんだろうか?
たとえば、元々せっかく友人として知り合っていても「仕事仲間」になってしまう事は多い。特にバンドなんかやってると、その傾向は顕著だよな〜
「友人」のイメージとしては、良く行く呑み屋なんかで、マスターを介さずにたまたま仲良くなった人。
で、その店以外でも一緒に会って遊びに行くようになる。
今だったら、ネットを通じてキーワードみたいな所でつながって・・・ってのもあるかもしれない。
こういうの友人ぽくないですかね?
じゃあ、そういう「友人」がいっぱい欲しいか?っつうと「そうでもない」と思う。
ま、そんなワケで「友人」を大安売りしてるみたいなミクシは「どうか?」と思うのです。
「仲の良い知り合い」がそこそこいればいいじゃん。