風邪になりたい

ウソウソ、なりたくない。
しかし、今週に入って急に寒くなりましたなぁ〜日曜までは「Tシャツ・短パン」でOKだったのに。
なんか、もう「寒い」っていうより「冷える」
部屋でPCに向かっていても、ジワジワと来る「冷え」
「なりたくなくても」風邪になっちゃうよ、これじゃあ。
ところで「風になりたい」といえば、みなさんパッと思いつくのがコレでしょう。

(しかし、コレ画像悪いね)
まぁ、いつもなら「サンバ・ブラジル好き」な俺がこの曲をネタに「風邪と風の駄洒落で・・・」って思うかもしれませんが。
今日は違います(いい曲だし、好きですけど)
同じ「風になりたい」というタイトルの曲をキョン×2も歌ってまして。
特にシングルカットもされなかったんで、みんなそんなに知らないとは思うのですが。
アルバムで言うと「アフロピア」に収録されていて、その中の代表曲が「あなたに会えてよかった」
ま、そんな時代の曲です。
当時、エイドリアン・シャーウッドの「ON-Uサウンド」とか、そういった「ダブ」に結構ハマって、レコードを買ったりライブに行ったりしてたんですが、そんな俺にかなり「ツボ」でした。
この曲の編曲を担当してるのは伝説的な日本のダブ・レゲエバンド「ミュートビート」にも参加していた「ダブマスターX」こと宮崎泉さんなんですけど、当時「ナツメグ・レーベル」から、立て続けに個人名義のシングルを10枚出したりと、勢いに乗ってた時期だったと思います。
(その辺りの話は以前も書きましたね→2007-03-17 - うさぎのえさ
俺自身も、ちょうどマックを導入した音楽作りを始めた頃で、かなり影響を受けました。
今、テクノやハウスのDJがミックスしていく手法だって「ダブ」の要素や影響ってのは相当大きいでしょう。
で、時代は流れて。
あいかわらず「ダブ」は好きなんですけど、そういった要素を取り入れた曲をKABB!で生でやってみたいと思って。
それで以前作ったのが「夕陽」というレパートリーになのです。
で、その時、真っ先に思い出したのが「メロディアス・ダブの金字塔」とも言えるキョン×2の「風になりたい」だったのです。
前から書いてるけど、俺が作る曲は「インスパイア」というか、自分が好きな「あんな曲みたいな」ってのが必ずあるんですよ。
というわけで「夕陽」の「元ネタ」はこれ。

これと、もう1曲「小川美潮」の大名曲「窓」が収録された「4to3」ってアルバムの1曲目に入ってる「デンキ」という曲の雰囲気をミックスして「夕陽」になったのです(デンキの音源・画像は発見できませんでしたが、見つけたら聴いてみてください)
正確に言うと、イメージとしては「デンキを風になりたいみたいにやってみたい」というのが「夕陽」です。
だから「音の重なり」なんかは「デンキ要素」の方が大きくてリズムとか「やりくち」みたいなのが「風になりたい」ってのが「夕陽」
ホントは「風になりたい」ぐらいに「夕陽」も軽いテンポでやってみたいんですが、打ち込みと生演奏の違いもあって、どうしても「せわしなく」なってしまう。
そして、なにより「元の曲」のイメージってのは俺の中にしかないわけで。
それを口で説明すんのは難しいんだよな〜「聴かせりゃ早い」ってのもあるけど、そういう親切は「人の為にならない」とも思ってるし「先入観」にもなるし・・・
メンバーには探ってもらうようにしてます。
さて、今回作ってる「新曲」もモチロン「元ネタ」があります。
それが「なんだろう?」ってのを考えながら聴くのもおもしろいかもしれませんよー!