極西旅・うきは

朝ごはんは10時に会場でおにぎりやら煮物やら。昨日厨房で見かけたものが並びます。

で、不破さんが非常に高価な「そうめん」を買ってきていて。それを「茹でてくんない?」と。
というわけで、会場の焚き火&大釜で30人前のそうめんを茹でる。
コレがまた非常に神経を使う作業でして。
不破さんも俺と同じで「麺のコンディション」にはウルサイ人なのです!

稽古をしてる舞踏家を「そうめんが先だろ!」と怒鳴りつけるぐらいですから〜
まぁ、たしかに「温かいものは温かいうちに」「冷たいものは冷たいうちに」
麺類なら「のびないうちに」
ようするに「一番良い状態のうち」に提供する・味わう。

そういった事に無神経な人は良くないと思います、何事も。
というわけで昨夜から作業工程をシミュレーションしてました。
「茹で時間1分」というデリケートな高級麺を火加減の難しい焚き火で茹でること、それからそれをちょっと離れた水道の所に持っていって洗ってシメて・・・余熱で火が通り過ぎない時間の見極め!

当然、何度かに分けて茹でなくてはいけないので、一回ごとにお湯を捨てるわけにはいかないから大き目のザルをいくつか準備してそれごと釜に入れて・・・洗った麺を別の氷を張った鍋に移して・・・
予想外に「最初のお湯が沸騰しない」という事態で開始が少し遅れたけど、はじまってからは「予定通り」にミッションを完了。
あぁ、本番の日なのにここまででこんなに文字数を使ってしまった!
その後は15時過ぎまでノンビリ。
いやぁ、ホント「の〜んびり」した良いお祭りです。
おばあちゃんが「地の物」の屋台を出したり、客席に犬がいたり。


一応「関係者以外立ち入り禁止」にしてあるバックステージにだって、ジャンジャン「ちいさい人」が興味深々に入ってきます!

サウンドチェックをして17時過ぎから本番、ミッチリ怒涛の3時間!
あぁ、たった1行で「本職のはなし」は終わってしまった!

終演後はふたたびバーベキューコンロや焚き火を囲んでの打ち上げ。
三々五々に宿泊先に戻るメンバーに取り残され、スッカリ打ち解けた地元スタッフと別れを惜しむ呑み会となりました〜
だって、明日の朝はもう会えないんだもん!