KABB! go north! 4

やれといえばなんでもやる

(今日の写真もホトンドみんなからもらってます)
昨夜は記憶がなくなるほど呑んだ!ただ、かすかに最後に見た時計が6時25分だったのは覚えている。それがどこだったか〜?
結局せっかく3泊したのに一度もホテルの朝食は取れず、どころか今朝に至っては「9時レンタカー屋に集合」だったのに、叩き起こされたのは9時3分。かろうじて自分の部屋だったのが救いだよなぁ〜ちゃんと帰って来てたんだ。

大慌てで身支度をして、レンタカー屋に「スマン!スマン!」と。
ここから3台の10人乗りハイエースで札幌までの移動です。
とりあえず、揃ったメンバーからドンドン出発ということで、当然「最後の一台組」の俺は見送りに来てくれた、杉森さんと最後のお別れ。
昨夜、打ち上げ会場で散々「感動的な別れ」をやってるわけですし、ここはサラッと挨拶してスマートに出発したいのですが・・・
最後の一人を待つ事20分
さすがに杉森さんも(オマエら早く行けよ!)・・・ですよねぇ〜
ようやく(残り)全員集合となって、今度こそ杉森さんともお別れ!

ありがとう遠軽

そして、ゆったりした車内で日差しのまぶしい抜けるような「THE北海道」の景色を満喫しながら札幌への移動です。

元々、この遠軽〜札幌の行程は路線バスもしくはJRというのが当初の予定だったのですが、ツアー出発ギリギリにレンタカーの確保ができたことで制作担当者の機転で変更になったのです。
たしかに俺は列車やバスに乗るのが好きだけど、バンドの旅は圧倒的にこっちが楽!
これが公共交通機関だったら、目的地最寄のターミナルまで行けても、大きな荷物をかかえてタクシーやら市営交通に乗り換えて・・・自分達で調達した交通手段なら「会場横付け」でそんなストレスもない。

なにより「安上がり!」
もちろん、運転しなきゃいけないメンバーには負担になるけど、めったに無い「北海道のドライブ」ですからね、それも「楽しもう!」と思えば充分なイベントです。
てなわけで、運転を交代しながら自分達のペースで走り、サービスエリアを見つけては自分達のペースで休み、といった具合に「ツアー何日目かぐらいにくるイライラ」とは無縁のリラックスした移動を楽しみました!
で、順調に札幌に近づき、みんな口々に「わ〜大都会だねー」と。
たかだか、数日の遠軽滞在ですっかり「田舎もん」になってる俺たち!
インターを降りても「人がいっぱいいるね〜」「車が多いね〜」「ビルが高いね〜」
あげくに「俺、もう遠軽に帰りたいよ〜」なんてメンバーまで。
だめ!今日は札幌で仕事!
ほぼ定刻通りの13時過ぎに「あけぼのアート&コミュニティセンター」到着。

早速、楽器をセッティングして、今回の北海道ツアーで打楽器をレンタルしてくださった「札幌ドラムサークル」の腰丸さんと、今夜の共演の打ち合わせ。
ここが、非常に素早かった!
普段なら、数時間移動したら「少し休憩して」となりそうなものの、みんな到着するなりテキパキ!
そーれーはーなーぜーかー?と申しますと。昨夜、発表された「明日の予定」のインフォメーションの際に担当の浅利から「会場設営の後、希望者でサッポロビール園でジンギスカンの予定です」のアナウンスが!
だからもうね、みんな遠軽出た時点から頭は「ジンギスカン!」だったのです。
しかしなぁ〜バンドの制作担当が本番前に「じゃんじゃん呑みましょう!」ってどんなだ?
で、とにかくほぼ全員でタクシーに分乗してビール園へ。
いくら昼間とはいえ、これだけの人数で押しかけてみんなまとまって座れるのか?と少し心配だったんだけど・・・「30人で予約してあります」って、ホントどんなだ?

第11弾 札幌「サッポロビール園」

サッポロビール園|ビールのふるさと・ビアカントリー
言わずと知れた、札幌屈指の観光スポット、俺も久しぶりに来ました!
それにしても、総勢約30人で一列にならんで鍋を囲み、ビールジョッキをかたむける姿は圧巻!楽器持ってステージにならんでる時より迫力満点!
まぁ、迫力部門は主にチューバの二人が担当してるんですけど・・・

こういった場合「ポジション取り」が非常に重要で「よく食べる人」が固まってるテーブルにまぎれこむと大変!というわけで、俺は9日に遠軽入りして「すでにジンギス済み」のメンバーと鍋を囲む事に。
自分の目の前の鍋に置ききれなくて、空いてた俺の前の鍋をさらに使う人まで!(もちろん高橋豚男)

もう「定番」ですが、コレもやっとかないとね!

結局、最終的に高橋くんがいたチームと俺のチームでは一人頭3000円ぐらいの差が出た!小食の照喜名くん、圧倒的な「割り勘負け」でカワイソー!
俺も「呑み放題」をチョイスしたんでジョッキ8杯ぐらい呑んじゃったんだけどさ(それでもワインや日本酒に行かなかったぞ!という正当化)こんなにメンバーがみんな呑んでライブやったことないけど、大丈夫か?

ハイ!遊びはここまで!
会場に戻ってバキッとサウンドチェック!(ちなみにジンギスカンの前にさらにメンバー2人が合流して29人編成に!)
今回、札幌での公演はカフェと豆本のお店「キコキコ商店」の末木さんに全面協力をお願いしていました。でも、正直「どんなもんじゃいな?」と末木さんも不安だったと思います。
でも、バンドの音がホールに響いた時の末木さんの柔らかい表情が「いいコンサートになるぞ!」と予感させてくださいました!

で、本番。遠軽に引き続きタカシくんの歌でお客さんを引き込み、2部の頭のドラムサークルとの共演。バッチリだったと思います。
俺の立ち位置から常に末木さんの姿が見えたんだけど「喜んでもらえてんな〜」ってのがズーッと見えてて心強かった!
で、本編を終えて俺だけ一度ソデに引っ込んで・・・浅利と末木さんが駆け寄ってきた!
これは「成功をたたえる握手」でもあるかと思ったら「のんびりやりすぎ!」と。
ここの施設は撤収完了時間が厳守で、アンコールで準備してた曲を全部やる時間がない、と。
ガーン!
で、ステージに出て行って。

当然、アンコールなんでお客さんには「なにをやるか」という事は知らされてないわけですが、このあまりにもマヌケな顛末をどうしても話しておきたくて・・・
「え〜今回、我々遠軽・札幌とはじめて北海道に演奏にやってきました!そして遠軽をモチーフに新たに曲も作ってきました!それを北海道のみなさまにプレゼントしようと思っていましたが・・・時間がないのでカットさせていただきます!」
場内大爆笑!
そりゃそうだよなぁ「北海道ツアーのために作った曲をやらない」って哲学的過ぎる!(かろうじて末木さんにはサウンドチェックの時にお聴かせできたんだけど)
でもね〜やっぱりこっちをカットするわけにはいかないだろうとタカシくんフィーチャーの「うたをうたおう」を最後に。
今は、これでシメたいんだよな。
柔らかい空気の中、大団円!
これにて北海道ツアーの全公演は終了!
さぁ、呑むぞ!

第12弾 札幌「海へ」
※どこを探しても誰も写真を撮ってないみたいです←スゴイ集中力!(呑み)
[ 居酒屋 ]海へ 南4条店 | すすきの通信
なかなか30人からの大所帯を受け入れてくれる店はススキノでも難しいらしく(マズイ店ならいくらでもあるんだろうけど)末木さんが苦労して見つけてくださったお店です。
となれば「美味しい」に決まってる!
正直、北海道滞在4日目で毎日「ごちそう」ばかり食べてた身としては、少々「食傷気味」ではあったのですが、昨日までの素朴な料理とは打って変わっての料理。
ただ、それも「小洒落て小ざかしい」じゃなくて、北海道ならではの「まず良い素材があって」ってのがわかる!
美味しかったです!
しかし、一日二回も「呑み放題」したのは、さすがに人生ではじめてだったかもしれないなぁ。

で、まぁここでも俺はヘトヘトだったんで一番隅っこに座ってみんなが楽しそうに大騒ぎしてるのを見て「よかったよかった」と・・・こっそり自分をホメてたのです。
あ〜でも、ツアーも最後ということで、メンバーがかわるがわる乾杯をしに来てくれてウレシかったなぁ。
で、今夜はメンバー何箇所かに別れての宿泊で、明日の航空便も全員揃ってじゃない。というわけで「お家に帰るまでがツアー」といいつつも、一応ここで解散という形になるのです。
まずは末木さんに札幌公演終了のご挨拶をいただき、その後は俺をはじめ制作部など主要メンバーからのツアー終了の総括。
まぁ、いろいろあったけど、あくまでもバンド内の話であってここに書くことでもない。
ただ簡単にまとめると
これからもがんばろう!そしてありがとう!
俺はバンドをみんなが自由に関われる「場所」として継続してさえいれば良いんだと思った。




まだ、終わらないのだ。
それぞれの宿泊先に別れるメンバーを見送り、俺を含めた末木さんの御宅にお世話になることになったメンバー(照喜名・三原・松本・柳川)で「さて、どうしよう?」と。
昼間っからこんだけ呑んどいて「さて、どうしよう」もないもんだけどな〜
とりあえず松ちゃんのリクエストでラーメン屋へ(人のせいにするな)
末木さん曰く「行列の出来る評判の店」へ。で、「ならぶのなら」とコンビ二で酒を買って待つ事しばし。

第13弾 札幌「にとりのけやき」

http://restaurant.gourmet.yahoo.co.jp/0006926169/M0001001807/
テレビや雑誌で必ず紹介されるほどの有名店です。
ただ・・・ん〜っっっっっっっ!

けっしてマズくはないし「食い物」としてはかなり美味いんじゃないかと思う。だから、これを頭ごなしに「マズイ!」という人は「どうか?」と思う。でも「美味しい札幌ラーメンを教えて」と聞かれたら俺は絶対オススメしません。
ようするに極端な話、これを「マズイ!」という人はハヤシライスを喰って「こんなのカレーライスじゃない!」と言ってるようなもんじゃないのかな?もちろんカレーライスを注文した以上、どんだけ美味しいハヤシライスが出てきても満足できないのはわかる。
つまり、この店はそういう店。
どっちかっていうとオーソドックではないニューウエーブ系。
素材も良いもの使ってるんだろうし、丁寧に仕事をしてるのもわかるけど「札幌みそラーメン」のブランドの上で「好き勝手」やってるような気がするんだけど・・・
音楽で言うと「それは自分のリーダーバンドでやれよ!」みたいな。ちょっと違うか。

もう一回書くけど、ちゃんと美味しいです。麺・スープ・具材のバランスもバッチリだと思います。
だから、俺も「口にあわない」とは言わない。
でも、こういう店は大嫌い!
「札幌みそラーメン」を喰い飽きるほど喰ってる人にはいいのかもしれないけど、はじめて札幌を訪れた人がこれをスタンダードだと思うのは危険。「札幌ラーメンもういいや」と全体の評判を落とすんじゃないか?
と、心の中で思いつつ「一応、末木さんが案内してくれた店だから・・・」と黙ってたんだけど。
店を出てから末木さん「はじめて来た!」「たいしたことないねー!」「明日、素晴らしい店に案内しますよ!」って・・・
も〜!

そして、ワイワイ話しながらキコキコ商店まで歩いて帰って、さすがに2秒で撃沈!