さすがに

結局アップのウニ

3日分連荘で写真たっぷりの長文記事を書いたら時間もかかって疲れました。
というわけで、今日はサボり気味に。
あっ!そういえば旅中に斉藤社長と本人も「なかなか見つけられないんだよね〜」と、若い頃にバックで演奏してた某メジャーバンドのYouTube動画の話になったんで「俺、ひとつ見つけましたよ!」って言ったら。
「え?ホント!」ってな感じで「ブックマークしてあるから東京に戻ったらURL知らせますよ」と約束をしてたのですが・・・

つい最近見つけたトコだったのにな〜
というわけで・・・じゃないけど「ついで」・・・と言ったら失礼か。
先日、久しぶりに生で見て、あまりにもグッと来たので「渡辺貞夫」でいろいろ検索してたら・・・

うわ〜懐かしい!
これ、リアルタイムでNHKで放送された時見た!
というか、ビデオに録画して何度も・・・ホント何度も何度も繰り返してみた!
1983年ってことは、俺が15歳でサックスをはじめてまだ間もない頃。
当時は今ほど「音楽ビデオ」ってのも無かったし、YouTubeみたいに無料でいろんな動画が見られることもなかったし、もちろんお金もなかったし・・・
ラジオとテレビってのは貴重な情報源だったわけです。
かといって、特にテレビでそんなにジャズのライブ番組があったわけでもなく、数少ない放送を録画しては「覚えるほど」見返したんだよな〜
今でも「あ〜そうだったよね」と見てて覚えてる。
そういうのも、また「いい時代」だとは思うんですよね。
たとえば、今俺が曲を作ってあらかじめデモ音源を渡して「聞き込んできてね」って若いメンバーに頼んでも、リハーサルの時に「ちゃんと聴いてきたの?」ってぐらい掴んでこないんだけど・・・何十回何百回と同じ音源を繰り返して覚えるほど聴くって習慣がないからなのかなぁ?と。
ま、いいんですけどね。それでやっていけるなら。
というわけで、ついでにもうひとつ。
これも、リアルタイム&録画で印象に残ってるナツカシ映像

これも同じ頃の映像ですね。
しかし「なにがスゴイ」って、上に貼った「BOA NOITE」って曲の場合だったらブラジリアンテイスト、カシオペアとやってるのもミディアムファンク調のどちらも、いわゆる「フュージョン」ってジャンルの音楽だと思うんですけど。
ナベサダさんはひたすら「ジャズ」・・・っていうか「バップ」のパーカーフレーズ。いわゆる「フュージョンスタイル」のサックスじゃなくて。
それに、とにかく抜群に「リズムがいい」
特にカシオペアとやってるヤツなんて平坦な・・・どちらかというと「ツマラナイ曲」だと思うんですが。
リズムセクションが「タラタラやってる」(まぁ、そういう曲ですけど)に比べてサックスソロのグイグイとリズムを引っ張っていく感じ!
フュージョン」なんかでありがちな、小器用でテクニック自慢のサックスプレイヤーが、ただバックに乗っかってペレペレ細かいフレーズを垂れ流してるソロとか「ツマンネー」と思うんですけど、こりゃスゴイ!
それに、カメラを通して画像で見ても楽器がスゴく「鳴ってる」ってのがわかるし、音もデカイんだろうな〜(そういえば、先日の札幌でも楽屋の扉越しに延々ウオーミングアップしてる音が聴こえてきて、その凄まじい勢いに圧倒されました)
こういうのを見ると、ナベサダさんって性根の部分から「サックス吹き」ってより「ジャズマン」なんだなぁって、あらためて思うんですよね。
ありゃ?今日も結構なボリュームで書いてしまった。