ブラボー!ワーグナー

bousisensei2008-03-30


昨年に引き続き「すみだトリフォニーホール」で行われてる、地方都市オーケストラ・フェスティバルに来ている吉野さんの御招きを受けて、関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました。
「めったに」というか、実際去年の関フィル以来クラシックのオーケストラを見に行く機会など無かったのですが(ホントは「無くはない」んだけど)今日のプログラムにはちょっと「心動かされる物」があったのであります。
今回は全曲「ワーグナー作品」ということで。
実は取り立てて「ワーグナー好き」というワケでも無いんだけど・・・
まぁ、ぶっちゃけ俺みたいな「クラシック眠くなる派」にはピッタリで、安心して楽しめる数少ない作曲家でもあるんですよ。
ワーグナー好き」の人は気を悪くするかもしれないけど、ダンスミュージックとまでは行かなくても、かなりポップだと思うし、ナチの将校が喜んで聴いてたってぐらいだから「単純でわかりやすい曲」が多くないですかね?
「ラッパ増量で景気がイイ!」って音楽を友人がチューバ吹いてるバンドで聴けるって最高じゃないっすか!
そんな「実に頭の悪い方法」で分厚くした、まるでブラバンのような「管楽器祭り」状態の「俺ですら知ってる」数々の有名曲を、生で聴いてみるとマジ爽快っす!
「ここでしかありえない」って4本のワーグナーチューバはもちろん、バストランペットの意外な使われ方とか、普段クラシックのオケではあまり聴いたことが無いトロンボーンセクションのパリッとした音色とか、新鮮でしたー!
今まで「ここはチューバの見せ場だろう」と思ってた所が意外にも「お休み」でバストロがやってたんだ・・・とかってのもあったり。
あと、ワーグナー全然関係無いんだけど、昨年とホボ同じ席から見てて「うわ!俺確実に視力落ちたなー」なんて事にも気付いたり。
やっぱり、大勢でやってる音楽を生で見聴きするってのは、それだけ発見する事も多いんだねー!(ってソコかよ?って落とし方だけど)
ま、それは良いとして・・・
いくら、最初から「盛り上がる」内容だったとは言え、1曲目終わっていきなり「ブラボー!」は無いだろ〜
ちょっとズッコケた。
で、その「ブラボーおじさん」は結局全曲終了時に「ブラボー!」って言ってんの。
あれって「むしろ失礼」なんじゃないかね?