本日の去年の本日

本日はベルンでの本番、「JAPAN NOW」と銘打たれベルンの各所で行われているライブや演劇などのイベントの一環としての公演だ。
夕方までは相変わらずダラダラして、17時辺りから準備。
本番は盛況で演奏も好評だった。満面の笑顔で迎えてくれたサンドロ、無口な男の笑顔はホントに伝わってくるものがある。
この旅は俺を含む数名の全行程参加者以外は、結構出入りが激しい。途中参加、途中離脱、中抜け再参加など。
その中でもこれまで全行程を共にしてきた、舞台監督のアベタさんが今夜を最後に離脱してしまう。モンゴルへ別の仕事に行ってしまうのだ。
アベタさんは舞台監督や絵描きというのが表向きの肩書きなのだが、我々メンバーにとっては「メインコック」としての役割が大きい。これまでの「自炊長逗留」で、栄養面や金銭面でもどれだけ救われてきた事か。
今まで俺も厨房にたびたび立つことがあったけど、あくまで「手伝い」とか「ピンチヒッター」程度。
アベタさんの離脱が意味するトコロやいかに。
ライブの打ち上げも兼ねた、アベタさんの送別会で俺は包丁を預かる事になった。