再会

高いど〜


ロンドンツアーの帰りに、機内持ち込みができない荷物を柴野君に預かってもらったんだけど、うっかり成田で返してもらうのを忘れていた。
たいした物ではないけど、いわゆる「刃物類」、ナイフとかハサミとか。
訳あって、柴野君は「そういったもの」を普段持ち歩く事が出来ない人なので、ずっと預けっぱなしになっていたのですね。お互い忙しくてナカナカ時間も無かったし。
で、帰国以来ようやく都合がついたので取りに行く事にした。なんと柴野君の家は歩いて15分ぐらいになったのだ。
方角的に目印になる「えんとつ」を目指してずんずん歩く。23区内に関わらず、あまり整備されていないうっそうとした森のような空き地なんかもあるんだな〜
帰りは神田川沿いを歩いたんだけど、ちょうど夕焼けもキレイでグッときたね〜
         
さて、久しぶりに手元に帰ってきた愛用のナイフ。パッと見なんの変哲もないヴィクトリノックスの「ツーリスト」ってモデルなんだけど、刃の部分に印が焼いてある。買ったお店の名前と、所在地の街の名前。そこらではちょっと買えないでしょ?
とは言っても、他人にとってはそんなに価値のあるプレミアでもないんだけど。
         
これは昨年の欧州旅の時に、ちょうど誕生日を迎えたスイスのポスキアーヴォという街の金物屋さんで自分の誕生日プレゼントとして買ったもの。考えてみたら、何ヶ月にも渡る旅の中で「形に残るもの」としての自分の買物ってこれだけだったなぁ。というちょっとだけ思い出深い一品。
その後も旅の最中はもちろん、いろんな場面で活躍してくれてる(主にワインを開ける時)大切な旅の仲間です。