これはヤメラレン


高円寺「楽や」で辰巳さん・吉野さん・照喜名君との四管セッション。
打ち合わせなんかより、酒呑んで雑談してる方が大好きなメンバーなんで当然「出たとこ勝負」
決めた事は、辰巳さんの「絶対途中でアキラメナイ様にしよう!」の一言だけ!
そんだけで、あんだけ出来るんだモンな。
また、このメンバーで呑みたいよ。
終わった後で吉野さんと話してたんだけど、実はもう一人加えた五管でやりたいのだ、俺は。
で、何人か候補に名前を挙げたけど吉野さんはあまり「乗り気」になってくれない。俺的にはちょっと若手で「これから」って人を入れてみたいんだけど。
たしかに、今日一緒にやったメンバーは楽器がものすごく上手な人達なんだけど、それ以上に「後から後からアイデアが沸き出す人達」なんですね。そんで、それを具体化する楽器のテクニックを持っていると。あくまでも「やりたい事」が先ず有りきで。
その辺が案外管楽器をやってる若い人に気づかない人が多いんだろうなぁ。
「あの人達は上手いからできるんだ」って。「もっと練習しないと一緒にできない」とか。
もちろん練習は大切だけど、練習の為の練習になるだけで「なんかやってみて」って言っても何も出来ないような。
少なくとも今日のメンバーは「なんかやってみて」っつったら何時間でも「なんか」やるんだろう。
そうやって考えると俺が候補にした人達ってのは、吉野さんにしてみたら頼りないのかも知れんなぁ。
でも、誰だって最初から上手い事やれたワケではないのだ。
こういった小さな編成で照喜名君とやるのも一年ぶりぐらいだったんだけど、見違えるぐらいに頼もしくて頼れる人になっていたし。高岡君とフリーのセッションしたりとか結構デカイんじゃないだろうか?パッと聴いた時に、完全に「楽器の上手な人」という印象が無くなった。もちろん「下手になった」ワケじゃ当然なくてね。
照喜名君が照喜名君の音楽をユーフォニアムという道具を使ってやってるだけ。
単純だけどスゴイ事ですよ、これは。「楽器を吹く」ってのは本来そういうもんだと思うんですよね、俺は。そこそこキャリアがあったり音大みたいな所を出てる人の中ですら「楽器に吸われてる人」っているもんなぁ。
そういう事ができそうな新メンバーを募集したいねぇ。
今はできなくても、できそうな人でいいや、俺は。
「どんな曲でも演奏できるようにとにかく楽器が上手になりたい」なんて思ってる人には一生できないから。