作戦

めざせ頂上


さて、昨日書いたようにDVD*1もできあがり「これを足がかりに!*2」と更なる展開を見据える鬼頭 哲 ブラスバンドであります。
以前から常々言っている「バンドはこうあるべきだ」という持論に基づいて*3活動をしているので、DVDができたからと言って「やれやれ」と満足してる場合ではないのだ。
もちろんDVDができた事自体は「やったぜ!」なんだけど、先に進める事に対しての「やったぜ!」ということ。
とりあえず、来週末の名古屋*4、それから1週間開けての東京*5って2回の「DVD発売記念ライブ」が目前に迫って来てる。
その中でも今回「初東京公演」という事で、これも「いつか機が熟したら」とずっと考えていた事だけど、「ついに東京!やったね!」では無いということ。
そうやって、ひとつひとつの「ちょっとした」目標を積み重ねて行って、「高い所からの景色を見よう」って事。
前を向いて坂を登っている時はわからないけど、フと振り返ると思いの他景色が変わっている事に気付くときがある。*6
それと同時に「頂上まではまだまだだなぁ」って事にも気付く。
ということで、まだまだバンドは続くのだ。
ところが、一連のDVD発売絡みのコンサートを終えた後の、すでに決まっているライブに向けて曲を作っているのだけど*7
どうにも作業が進まない。メロディーやモチーフみたいなものはポンポンと出てきて「ネタ」としての曲数はドンドン増えるんだけど。
どれも、今までやった曲に似通ってしまうんだなぁ〜アレンジとか展開が。
「やんなきゃ」とは思うんだけど、「違う編成」ならアイデアもあるんだけど・・・って事はブラスバンドで「やりたいこと」やりつくしちゃったのか?*8
「まだ坂の途中」と言う事はわかっているのだけど、その辺りが最近の葛藤*9
案外、バンドの終焉は早くやってくるのかもしれないなぁ。
俺の性格からして「解散ライブ!」みたいなちゃんとした事はやらずに、知らない間に「もう、活動してない」みたいになると思いますんで、常に「これが最後のチャンスかも」とお見逃しのないように。

*1:2006年秋に名古屋市千種文化小劇場で行われ好評を博した、鬼頭 哲 ブラスバンド「十月の絶唱」公演をライヴ収録。5月20日 全国主要レコード店、公演会場などで発売予定! 税込価格3,500円/BNL-07002 発売:特定非営利活動法人 吹奏楽振興ネットワーク ご予約・お問い合わせ: tel: 052-526-1226 info@bild-net.com

*2:あくまでDVDを作るのが目的ではなくて「それをどうするか?」という最初の目的にようやく動き始める事ができた訳です

*3:バンドというのは、やりたい事をやりつくして「解散」する事を目標にするべきだ。もちろん「早く辞めたい」と言う事ではなくて、年中行事のような決まった事を繰り返すような「存続」を第一の目標とすべきではない。(「鬼頭哲の不思議な日常」より)

*4:5月26日(土)名古屋/栄 愛知県芸術劇場 大リハーサル室 19:00開場 19:30開演(18:00より受付開始、入場整理券配布)

*5:6月2日(土)新宿PIT INN 14:00開場 14:30開演

*6:実際、この一年を振り返って見ると、それまでの何年間とはずいぶん景色が変わった事をメンバーのみんなは実感してるだろうか?

*7:5月4日の日記参照http://d.hatena.ne.jp/bousisensei/20070504

*8:当然「俺持論」ならバンドは即解散である

*9:「同じ事は繰り返したくない」し「具体的に目指している目標」はあるからバンドとして「やりたいこと」自体が無くなった訳ではないのだが、「同じ事」をやらない為の、例えば「新曲」という形での「やりたいこと」が以前のように思いつかない。という事は結局「変わらない」と言う事になる。どうすれば良いのだ。