めずらしく

bousisensei2007-10-13


普段、ここに文章を書くときは、先ず書くことを決めて→要点を整理して→文章の流れを考えて→実際にワードで文章を打って→読み返して→加筆訂正して→読み返して→オチが付きそうなら「ネタ」を加える→完成ってな手順でやってるんだけど、どうにも今日書きたいことを上手くまとめる事ができないのだ。
それは、ひとえに「めずらしい事をした日」だったって事。
そして、その行為に至った理由。
そこで「出会った人達と俺」にそれぞれある関係性。
ようするに「エピソードが多すぎてまとまらない」のですよ。
で、今日は何をしたのか?というと「めずらしく観劇をした」のですね。
普段めったに行かないお芝居に行った一番キッカケは「渋さ」の同僚、関根真理ちょふがパーカッショニストとして出演するというので。真理ちょふはこの公演の稽古の為にこの前の欧州ツアーの「どうしても居て欲しい」と言われたロシアでのレコーディングの後に帰国したのだ。普段「他のメンバーがどんな仕事をしてるのか?」って事は、あまり知らなかったりするのだけど、そういった経緯でこの芝居の事は知っていたのであるよ。さらに言えば、普段「知り合いが出るから」という理由で「それを見に行く」という事をあまりやらないんだけど、ちょっと気になって公演のホームページを見たら、結構引っかかってくるキーワードが目白押しで。クラリネット大熊ワタルさんも出演するというし、音楽監督(俳優としても出演)が朝比奈尚行さんだと。俺じゃなくても、ここを読んでる人なら大熊さんの名前には当然反応すると思うんだけど、俺的には音楽監督がさらにツボ。朝比奈さんは「時々自動」というパフォーマンス集団を主宰していて、かれこれ20年近く前に俺が「なぞなぞ商会」と言うバンドに参加していた頃にウチのボーカリストが名古屋公演の制作をしていたのだ。「時々自動」はステージの上でパフォーマー全てが役者であり管楽器や打楽器を演奏し歌を歌うミュージシャンということもあって「楽器関係のお世話」みたいな形で俺も制作のアシスタントみたいな事をやっていたのだ。公演の宣伝を兼ねて「なぞ商」のライブに「時々」のみなさんがゲスト参加したこともあったし。すっかりご無沙汰となっていたんだけど、その後に今「東京中低域」で一緒の水谷紹さんが「時々」に客演した事もあり、実は朝比奈さんは「時々」のステージでバリトンサックスを吹くんだけど、それを見た水谷さんが「バリトンかっこいい、欲しい」と思ったという「東京中低域ができる種」みたいな逸話もあるのですね。で、普段芝居を見ない俺にとっても「音関係」で大いに興味のある公演なんだけど、ウチの人は演出の串田和美さんや美術の宇野亜喜良さん(大変失礼ですが俺は全く知りませんでした)の名前に反応して「これは見てみたいね」と。普段一人だと、どんだけ興味があっても「まぁいいか」とか思って行かない事が多い「出不精」の俺だけど、一緒に行く人がいるというなら、是非行こうじゃありませんか!さらに会場となる「にしすがも創造舎」の特設会場はNPOが運営している廃校になった中学校を利用した文化施設という事で(今日は旧体育館内に舞台を設営していた)この先いつか自分のブラスバンドでの公演場所の可能性として見ておきたい場所でもあったのだ。
という「長々とした説明」をどうして書かなければいけなかったか?というと事前に公演ホームページの出演者の所に「市川実和子さん」の名前を見つけてしまったからなのだ!
前にもここに書いたし知ってる人もいると思うけど、よく会話の中で「テレビに出てくる芸能人とか有名人で好きな人いる?」って話になったりするけど、ここ数年、もう10年ぐらい俺は「市川実和子さん」なのだ。見れる時にやっていればテレビや映画も見るし、チェックさえしていれば見れない時は録画したりもする。ドイツ語を勉強しようと思った事さえある!
そんな俺なんで前記した「長々とした説明」が無ければ「あ〜実和子ちゃん見たくて行ったんでしょ?」となってしまうではないかー!
それじゃあ、ただのミーハーではないかー!
そうだけど、そうじゃない!違うけど、違わない!
で、真理ちょふにチケットをお願いしたら、当日券なのに値引きをしてもらったので、終演後お礼がてら差し入れを持って楽屋に行って。
大熊さんに「お久しぶりです〜」とか朝比奈さんに「ご無沙汰してます〜」なんてやってたら、真理ちょふから「実和子ちゃん紹介してあげようか?」ってハナシになって・・・
いや〜今日はいろんなものを「ダシ」にしたなぁ〜