そうそう、これこれ

bousisensei2007-12-09


早朝5時過ぎに渋谷到着、レンタカー屋から駅まで大きな楽器を持った集団がまだ真っ暗な渋谷の街をゾロゾロ歩く。ここで今回のツアータイトルを各々しみじみカミシメル(違う意味で)
ところで、昨日の日記に書いたけど、昨夜は久しぶりに名古屋で「辛いもの」を食べた。
行ったのは台湾ラーメンの「元祖」で有名な「味仙」だったんだけど、東京中低域前回3月のツアーの時に、俺が別移動だった大阪から東京に戻る途中、みんなは名古屋を経由した時に名古屋インターに近い「藤が丘店」に寄ったみたいで、なにかある度に「味仙が・・・」と話す程気に入ったらしく、今回もツアーに出る前から最後はここに寄る事だけは決まっていたのだ。
俺的には以前名古屋時代にこの店の「本店」の近くに住んでて、多い時には週に3回ぐらい行っていたので、特に目新しい事もなく「何を今更」でもあるんだけど、それと同時に「なつかしのソウルフード」でもあるワケですね。
「うさぎのえさ」03年初頭までの日記を見返すと、ホント辛いものばっかり食べてるもんな〜
で、いろいろ食べた後に、やっぱり最後はラーメンで〆る事になって。みんなそれぞれ好みの辛さをチョイス!
ノーマルな辛さ(それでも結構辛い)の「普通の台湾ラーメン
少しだけ辛い「アメリカン」
それから、これは今回初めて知ったんだけど、全然辛くない台湾ラーメン(それでも普通のラーメンとは違い、あくまでも「辛さ」を抜いた台湾ラーメン)には「ヨード」という名前が付いているのね(意味不明)
さらに驚いた事に、この「ヨード」は「ノーマル」や「アメリカン」が同じ値段なのに対して50円高いのであるよ!(ひとくちもらったら結構味が深くて美味!)
で、俺はやっぱり「上級者」(?)なんで「激辛」を頼んだわけよ。
しばらくして、みんなのラーメンが運ばれてきて、それぞれにサーブされるんだけど、「激辛は?」と言う時に明らかに店員が笑っているのだ。
厨房の方に目をやると、コック達もこっちを見てニヤニヤ笑っている。
そうそう、これこれ・・・
この「そんなもん食うの?」「食えるもんなら食ってみろ」的な態度、何度も味わったなぁ〜
台湾料理なのに朝鮮的、あ「挑戦」だ。
まぁ、俺は初めてってワケでも無いから平気なんだけど、メンバーは同じテーブルにいるから当然同じ視線にさらされるので、ちょっとびっくりしてた。
で、初めてではない「激辛台湾ラーメン」に目をやると・・・
「あれ?」今までに見た事が無い「極悪」なルックス。
元々同じ「味仙」でも、各支店で微妙に味が違うんだけど、これは今まで見た事が無い「辛さ増量レシピ」だ。
写真を撮り忘れたのが残念だけど、普通は刻んだタカの爪を増量する事で「辛さ」を調整するのだ。だから辛くすればするほど、鮮やかな「赤色」が美しいルックスになる、というかなっていたハズなのだが・・・
熱した油をタカの爪にかけて作った即席の「ラー油」みたいなものが大量に浮いているのだ。当然タカの爪は「鮮やかな赤」では無くて「ドス黒い赤」
スープを飲もうと蓮華をつけると、あっという間に「赤い油」が白い蓮華に絡み付く状態!ひとくちススレバ途端に汗が噴き出してくる!
コレハカライ!スゴクカライ!
メンバーに「どう?」と勧めるが皆「いいです」と。
俺は普段、ラーメンを「スープまで飲み干す」という事はしない人なのだ。
でも、挑戦的な店員に「辛くて」「食えなかった/残した」と思われるのは悔しいではないか!
というわけで、ダーダー汗をかきながら食べたのだ。
ところが、というかさすがに「味仙」は美味い。食べ進むうちに煮込んだミンチ肉の甘みが奥の方から出現して「ただ辛い」では無く「美味い!」と思える「やめられない、とまらない」の人になってしまった。
というわけで、スープの一滴まであっけなく完食!ザマーミロ!
しかし、食べ終えて12時間以上経った今も、胃の中には「大量の唐辛子がいますよ」と言わんばかりの腹具合で、額からは汗がにじみ出る。
カプサイシンの絶大なる効果が続いているのだ。
そして、コイツらはいずれ「出てくる」んだよな。
その時、また「そうそう、これこれ・・・」って思うんだよね